放射能を80%除去する網戸!?

中部電力の浜岡原子力発電所が期限付きではありますが運転を停止することになったことは喜ばしいことです。
ただ残念なのはこれで国の原子力政策が変わったのかというとそうでは無いということ。
今回の運転停止で中部電力からの電源供給を断たれた東京電力は一層柏崎刈羽原子力発電所の運転再開を希望することになるでしょう。
柏崎刈羽が事故を起こした場合、第二の飯舘村になってしまいそうなのが私の住む三条市ですから、原発問題はとてもシビアな問題です。

中部大学の武田邦彦先生のHPに興味深い図が掲載されていました。
放射能物質の拡散図です。
福島第一から放出された高濃度の放射能は北西に向かいますが、山に隔てられ、山沿いに南下、郡山市へと流れていっています。
その後、山の谷間を北上し会津若松方面に流れていますね。

新潟県のモニタリングポストでいつも阿賀町が高い数値を表している理由が納得できます。

未だ3号機が高い温度を示しており予断を許さない状況ですが、武田先生を信じて今後は低放射能被曝への対応を考える時期かもしれません。
チェルノブイリにしても20年後に成人した子供たちが長年浴び続けた低濃度の放射能により白血病を患っているという現実を考えるに、子供を抱える親としては低いからと安心し、その環境に慣れきる恐怖を感じずにはいられません。

今後爆発は無いにしても、降下した放射性の塵は今後何十年にも渡り舞い続ける事は事実でしょう。
外部被曝よりそれを吸い込む内部被曝のほうが怖いですね。

これから暑くなりますと窓を開けたくなりますが、高気密住宅にお住まいの方は日中窓を開けないことです。
日中の暑い空気を導入することはむしろ室温を上げる事になります。
窓をしっかり閉め、カーテンなどで日射を遮るのが一番効果的です。
出来たら窓の外で遮熱、遮光するのが良いでしょう。
植物によるグリーンカーテンは気化熱も期待できますし、ホームセンターで売っている寒冷紗も安くて効果絶大です。
冷気の導入は日の出前に行いましょう。
この時間帯が一日で一番冷えていますし、塵の飛散も少ないです。
そして陽が射し始めたらきっちり窓を閉め、遮光します。

家の性能にも因りますが、日中外から来る人が驚くほど冷気を保ちます。
ただ同じ環境にずっと居ると慣れてしまう。
ですから扇風機は併用しましょう。
暖房は気流がストレスになりますが、冷房は適度な気流が気持ちよく感じられます。

我が家はそんなに断熱性能が優れていないというお宅はやはり通風に頼らざるを得ない。
そんな方にこんなのを見つけてきました。

放射能・花粉フィルターメッシュ網戸

説明書を読むと『放射性物質を吸着する精密で特殊な活性炭をミクロの大きさに織り込んだメッシュフィルターに練りこんだフィルターメッシュが「放射能・放射性物質・放射性セシウム137・放射性ヨウ素131」を吸着、分解、カットします。』とありますね。
80%の除去が可能とか。
その分普通の網戸の30%以下の通風性能しかありません。
家にマスクをかける感じでしょうかね。

ちょっと面白そうなので先日のRO(逆浸透膜)浄水器に続き、お取り寄せしてみましょうか?
とりあえず見積もり依頼してみましたので、試してみたらまたご報告したいと思います。

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