家族旅行

この連休を使って大湯温泉へ行ってきました。
東日本大震災の被災地では今もなお救援活動が続き、福島第一原発事故では予断も許さない状況の中、何をやっているんだとお叱りを頂きそうですがお許し願たい。
実際のところ、こんなときにガソリンの無駄遣いもちょっと気にはなっていました。
「今回はこんな事態だからキャンセルして、もうしばらく様子をみよう」と母に提案したのですが、婿に行った弟家族も交えて旅行なんて今後出来るかどうか分からないから行こうと押し切られた形です。

実は3年前に他界した父ですが、最後は入退院を繰り返す生活でした。
そこまで悪くなる前に家族旅行を提案したことがありました。
出発前夜、父がちょっと微熱だったので大事を取って旅行をキャンセルしたのですが、その時はまだ幾らでも行く機会があると疑わなかった。
でも結果としてそれきり家族旅行を行なうことはありませんでした。

現在、癌の闘病生活を続けている母にとってはそれがトラウマ。
彼女自身、2週間毎の治療のための入院ですが、抗癌剤の副作用で血管はボロボロ。もう点滴を打つ場所がありません。
そんな母の「せっかくだから行こう」という言葉を押し切ることなど出来る訳がありません。

そんなことなど知る由もない夏樹や従兄弟達はスキー場でスキーをしたり、一緒に温泉に入ったり、部屋で遊んだりと興奮しきり。でもそういう無邪気さのおかげで癒されます。

弟は婿に入っていますので、なかなか一緒に食事をしたりすることもありません。同じ市内に住んでいるとは思えないほど疎遠です。
だから今回は本当に久しぶりに同じ時間を共有しました。

さすがにこんなときですから、旅館もキャンセルが相次いでいるということで、お客も何人も居ませんでした。
結果として幾つかあるお風呂は貸し切り状態。
省エネに協力をということで、ややうす暗い館内でしたが、食事以外は部屋に居るか、お風呂に入っていますから問題ありませんね。
ほんの近所へ一泊してきただけですが、孫や息子、その嫁に囲まれて楽しんでくれたでしょうか。

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