弥生といえば

日本人が大好きな花 「桜」。

さくら、さくら、やよいの空は、見渡すかぎり
かすみか雲か、匂いぞ出ずる
いざや いざや 見に行かん

日本人なら誰もが口ずさめるであろう日本の古典歌謡「さくら」。
ここに出てくる「やよい」って弥生、つまり3月ですよね。
さすがに3月は桜は早い。
どちらかというと桃の花が3月には似合います。

旧暦なら来月が弥生になりますから、この歌の通りとなる。
どうも日本の暦は新・旧が入り乱れていて混乱することがあります。
明治になって新暦が採用されたということですが、混乱期にあって大雑把に決めすぎましたかね。

旧暦とはいえ、二十四節気は太陽を基準として定められているのでとてもわかりやすいし、現代でも生活の指標となります。
この二十四節気のうちの立春を祝ったのがもともとの正月だったのに、それを新暦へ移行したために1ヶ月早まってしまった。
桃の節句も1ヶ月早くなった為に、ハウス栽培の桃の花じゃないと間に合わないなんてのもおかしな話です。

もともと二十四節気に合わせて日本人は生活をしてきて、その季節の節目に節句を祝いました。
節句には理由があって、私たちの生活文化と密接に繋がりがあったはず。
それを簡単に切り離して新暦に持って行っちゃうなんて、昔の日本人も簡単に考えたものですね。

そういえば、昨年の民主党から出された日本の休日の分散化案。
これもまるで日本の文化を無視して、休めばいいんだろうみたいな浅はかさがありすぎ。
日本人としてのアイデンティティを意図的に消していこうとしているのではないかと勘ぐってしまうほどです。

あまりそういうことに馴らされないで、しっかり二十四節気に合わせた生活をしましょうよ。
新・森の生活プロジェクトからの提案です。

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