反対の反対なのだぁー

日本語ってなんて曖昧なんだろう。
昨日の会議で今まで頑張ってくれていた担当者がとうとうブチ切れてしまいました。
彼女は彼女なりに会の運営を考えて一生懸命やろうとしていたのに、執行部が後方支援をしてくれないどころか足を引っ張る。
でもそれを質すと「やるなとは言っていないでしょ。」という曖昧な回答。
「貴方の受け取り方の問題だ。」と反対に指摘をされてしまう始末です。
 
「やるなとは言っていない」つまり否定の否定ですから、文法的には二重否定で肯定?
でも日本語はそれほど単純ではない。
「やるなとは言っていない」=「やれ」でもないのです。
「やるなとは言っていない」は「やれとも言っていない」とも捉えることができ、これが彼女にとって執行部が後方支援をしていないどころか足を引っ張るにつながってしまう。
「後はこちらで問題を処理していくから、とにかくやってくれ」ぐらいの話で持っていってくれれば、結構良いアクションが取れたでしょうに、それを言ってやれないから担当者は達成感もなく、ストレスが溜まるばかり。
 
もちろん執行部の言い分も判る。
いろんな意見の人が参加している会だから、そのすべての人の意見も聞いてやらないといけません。
でもね、すべて八方美人的な対応だと、どの事業もまず先には進みません。
毎回、意見を好き勝手に言い合うだけ。
執行部は担当者に任せたら、あとは彼らがやりやすいように調整役に徹するべきで、彼らの気持ちをくじいてはだめ。
だって、担当者だって会を思う気持ちだけで頑張っているのだから。
会の原動力を挫くような執行部では会員の気持ちに応えることなど出来ないでしょう。
いろんな意見はあるんです。
でも何をすべきか、執行部はきちんと指針を示し、反対意見には迎合するのではなく説得する。
進むべき方向にはしっかり一歩一歩進んでいく。
 
天才バカボンのパパじゃないんだから、いつまでも「反対の反対なのだぁー」ではなく「やって下さい」と言って欲しいです。
一人ひとりの達成感を持たせてやるのは上に立つものの使命です。
中途半端な執行部は次年度に会員から厳しい審判を受けることになるのではないでしょうか?
 
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