二級建築士試験

昨日は二級建築士の設計製図試験が行われました。
受験された方は合格をお祈り申し上げます。
毎年試験を前に課題が発表されますが、今年の課題は「兄弟の二世帯と母が暮らす専用住宅(木造2階建て)」。
毎年、社会情勢を反映した課題が出されるのですが、今年のは何だろう?
親と同居だけでも嫁姑問題が大変で、せっかく新築しても結局出て行ってしまう世帯が多いというのに、兄弟夫婦までもが住んでしまう。
課題を聞いただけでも「住みたくねー」って感じですね。
小姑夫婦も一緒なんて大変。
子供達夫婦の収入が激減し、親の土地目当てに寄生する若い世代ってのが昨今の情勢なんでしょうか? 

さて、試験当日は上記の課題に対し、土地の形状や所要室などの条件付けが上乗せされ試験となります。
今回びっくりしたのが母親の部屋を2階に持って来いという要求。
母親の想定がまだ若いとしても、いづれ(少なくとも子供世帯よりは)高齢者になるであろう母親の部屋を2階にしろとは...
もっともそれに伴ってホームエレベーターの設置も条件付けされていますが、ちょっとねぇ。

私が講義している1級建築士も後一ヶ月で本番を迎えます。
今年の課題は「地方都市に建つ美術館」ですが、あまり非常識な条件付けはして欲しくないですね。

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