困った隣人

日曜大工が得意な隣人が居る。
自分で何でも作れてしまう器用な人だ。
家なんかも平気で増築してしまう。
それはそれで素晴らしいことだ。
しかし問題は住環境を考えないことだ。
 
私の住んでいる地域は第1種低層住居専用地域で隣地境界から外壁面を1.5m後退させることと北側斜線という制約がある。
これは冬場であっても一定の日射を確保するための制約である。
私の家のように北側道路の敷地は大事な南側が裏の家の北側ということになる。
裏の家が1.5m建物を後退させることでなんとか日光を家の中に取り込むことが出来るのだ。
また北側斜線により裏の家は1.5m後退だけでは総2階には出来ない。
総2階にされてしまうと1.5m離れていても高すぎてやはり日光が入らないからだ。
 
先日ウッドデッキのリフォームが完了し、日当たりの良い快適な空間が出来た。
隣家からの目線をさえぎり、風と光を入れることが出来る。
今日は晴れていたので存分にガーデニングを楽しんだ。
そうしていたらデッキ側の裏の家の庭に隣人が木材を運び込んだ。
このGWを使って物置を作るのだそうだ。
今もデッキぎりぎりにスチール製の物置がおいてあったが、それでは小さいのでもっと大きなものを作るのだと言う。
今までのはホームセンターから買ってきたようなものだったので無視していたが、今度の規模は建築そのものである。
今までの物置と同じような距離で建てられて、高さがあったらたまったものではない。
運び込まれた柱は3mものだ。
3mの高さで作る気なら1.5m以上は離して欲しい。
でもきっとぎりぎりまで迫ってくるんだろうな。
彼にとっては北側の空きなど無駄でしかないだろうから。
すでに台所を増築して隣の家の南側境界ぎりぎりまで違法増築の実績もあるし。
どんなのをつくるのかはまったく現段階では不明である。
不安だなぁ。
今日はこれから妻の実家に田植えの手伝いだ。
帰ってきたら日のあたらないウッドデッキになっていたらどうしよう。
 
自分の土地だから何しても良いと思っているなら規制の緩いほかの団地に行って欲しい。
不器用な隣人なら業者に頼むだろうから、相手がプロならこちらもプロとして文句を付けるけど、素人の隣人ではいろいろと面倒くさい。
今日は基礎くらいまで行くのかな?
あんまり我が家に近づいているようならやっぱり一言いわなければならないだろうな。
器用な隣人は困ったものだ。
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