週末グルメ

今日は父の日だ。
私も生まれて初めてプレゼントをもらった。
夏樹が保育園で作ってきてくれたコースターである。
やっぱりうれしいものだ。
それとは別に妻がなにかしてあげるというので、焼肉を食いにいこうと提案した。
その辺の焼肉ではない。
能生まで焼肉を食いにいこうと言ったのだ。
能生は現糸魚川市で新潟県の南のはずれだ。
三条からは100キロ以上離れている。
しかも能生は漁港でカニで有名な街だ。
そこまであえて焼肉を食いに行った訳だ。
実は能生は妻の以前の赴任先である。
だから週末を過ごすことが多かった。
なじみの店も多い。
そんななじみの中で「山善」という焼肉屋があるのだが、これが隠れた名店だ。
最初はこんな漁村みたいなところの焼肉なんてと思って入ったのだが、小さな店なのにコムタン(オックステール)が食べられる。
なかなか東京くらいじゃないと出してもらえないメニューだ。
骨の周りのゼラチンが旨い。
肉の切り方もちょうど良く、肉汁を閉じ込めたのを噛む食感は絶妙だ。
他の焼肉屋の肉なんか、どうやってここまで薄く切ったのかって感じのばかりで、あっという間に焦げてしまうが、山善のは表面をうっすら焼いて、噛むと中がレア状態なのだ。
サイドメニューの豚足も美味しい。
見た目にもグロテスクなので女性は敬遠しがちだが、一度嫌がる妻に食べさせたら虜になった。
これも店によっては臭いのが多いが、ここのはそういう臭みが一切無く、また自家製のたれとの相性が良い。
白菜キムチも自家製で魚介類を使っているちょっと変わった美味しさだ。単に辛いだけではなく、海の香りがするキムチである。
東京でも焼肉は食するが、余程の高級店に行かないとこれだけの満足は得れないだろう。
昨日はカルビから始まり、豚バラで肉を締め、箸休めに豚足やキムチを頂き、最後にコムタンクッパで終えたのだが、豚足をお土産にしてもらっても1万ちょっとで終えた。
夏樹も夢中になって食べていた。
子供の舌は正直だ。やっぱり旨いんだろうな。
国道から能生駅に向かって町に入り、100mほどで消防署があるが、その手前ぐらいに山善がある。
近くを通りかかったら是非入ってみてください。
ところで、やはりカニも網本となじみだ。
観光客が行く、マリンドリームなどには目もくれず、国道沿いの店に入るとなじみのおばあちゃんが店番をしていた。ここでは2000円も出すと、袋一杯のカニを詰めてくれる。終わり近かったので試食用に切ったカニの脚も隙間にいれる。
おかげで帰ってきてからカニをつまみにまた飲んだ。
まだいっぱい残っているので、今日も夜食べることにしよう。
朝起きたら体重が2キロ近く増えていた。
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