ここ最近の個人消費が好調だそうだ。
高級品や高機能商品に人気が集まり、個人単価が上昇しているという。
いわゆるメーカー主導のインフレ型ではなく、ワンランク上の消費志向によるものだそうだ。
嗜好性の強い商品にその傾向が強く、日常消費の食料品などは依然価格競争はきびしい。
ユニクロでは従来の1,990円の商品よりも1,000円プラスした商品が売れていて客単価は前年度比5.4%の上昇なのだそうだ。
車もトヨタの高級ブランドレクサスの成功を受けて、各社ともにプレミアムブランドを検討しているっていうし、ビールも第3のビールの増税に嫌気をさし、発泡酒や従来のビールに戻る人が多いらしい。プレミアムビールも流行っているしね。
私が良く使う楽天でも高級品市場が好評で100万円を越える高級時計なんかも良く売れているらしい。
バブルのころのように高いものなら何でも良いというのではなく、価値を見出した商品にはお金を惜しまないという消費志向が強くなったということだろう。
小泉政権下でずいぶん傷みを受けてきた消費者も我慢の限界なのだろうか?
田舎ではあんまり実感はないが、たしかに我が家も第3のビールから発泡酒へと動き、週末はプレミアムビールだ。
「価格より価値」という選択は喜ばしい状況である。
品の無い金持ち志向ではなく、本物を見る目を養うことが重要だ。
建築もバブル崩壊以降、せっかく良い建築が増えたと思ったらまたバラックのような家に戻ってしまった。
北朝鮮のミサイルのおかげでNY原油価格が高値更新だというし、不安要素はまだ多い。
価値による購入価格拡大は良いが、原材料値上げによる価格上昇は困る。
是非、もうすこしデザインに価値を見出して欲しいと願います。