情報の集積

昨日は日本建築家協会関東甲信越支部新潟クラブ(JIA)の月例会が行われました。
議題は5月に行われる「卒業設計コンクール」について。
県内大学の建築学部から選抜された作品を展示し、その中から県代表を選抜します。
建築系の学生にしてみたら、建築家への登竜門みたいなもの。
各作品も個性的なものが多く、今年も楽しみです。
こうした建築系の学生達にプロである私達が何か支援を出来ないかという事で行っているのがユースコミッティです。
学生達にプロの現場との接点を持ってもらい、ぜひ建築家になってほしいというのが趣旨です。
JIAでも来月行われる「卒業設計コンクール」の他にも「課題設計コンクール」「建築セミナー」といった具合に参加の機会を作っています。
ところがその程度では4ヶ月に1回程度の機会ということで、なかなか昨今の学生達をつなぎとめる事が出来ません。
もう少し私達が情報提供できないかという話に。
そもそもJIA新潟クラブの活動も担当者にお任せ的なところもあり、それらが有機的なつながりを持つことが現状では困難です。
担当者も私をはじめとして、そのほとんどが個人事務所ということでやはり負担が大きいのです。
また、人数も予算も少ない赤貧状態。
毎年、何とかしなきゃぁという話になるものの、現状ではなんともし難いのです。
ところで、JIAの会員は個人的にも精力的に活動している人ばかり。
それらの活動は月例会で案内が突発的に出てきます。
活動そのものはどんなものでも準備期間があるもの。
その辺から目に見えていたら予定も立てやすいでしょう。
 
今年はJIA新潟クラブとしてもHPの立ち上げが事業に挙げられており、その担当は私です。
HPではそうした個々の活動なんかもどんどん告知するようにしていきたいですね。
JIAって何?という基本的なインフォメーションも大切ですが、それだけでは一回見たら終りです。
常に情報提供するという活動的なものでなければリピーターは付きません。
JIA主催の事業だけでは情報量としては少ないけれども、例えば私がやっている「勝手に公共トイレ調査隊」だとか、他の先生方が企画している事業をそこに集積できたら相当な情報量になるはず。
そしてそんな企画にどんどん学生達も参加してくれたら活発なユースコミッティになるでしょう。
JIAのユースコミッティって新潟クラブが発祥なのだそうですが、最近どうも盛り上がりに掛けている。
ここは発祥の地として復活させるべきです。
 
情報は単発的に発信するより、集約した方が見てもらえる機会も増えますし、集約すれば大きなチカラにもなるのです。
カテゴリー: 建築 パーマリンク

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