友人の父親の出棺を午前１１時半に無事終え、お役ごめんとなった。
午後からは久しぶりに夏樹とプールに行く。
プール好きの夏樹は自分から率先して水に飛び込む。
どうしてこんなに水が好きなんだろう。
いつものように付き合っていたが、もう自分で好きな場所に泳いでいけるし、勝手気ままに漂っている。
そこに油断が出てしまった。
昨日は妻も泳ぐのをやめ、夏樹のいる子供用のレーンにやってきた。
泳ぎのかたちの話になって、私の泳ぎ方を見てもらっていた。
その間、わずか数分だと思う。
気がついたら夏樹の腕輪（浮き輪）が変な場所に浮いている。
夏樹はというと、かろうじて浮いてはいるものの水面でもがいていた。
溺れているのだ。
あわてて近寄り、夏樹を抱きかかえた。
本人は相当怖かったようだ。
もうプールを上がるといって水に近づかない。
腕輪の空気の栓が緩かったらしく、空気が抜けて腕輪から腕が抜けてしまったらしい。
本当に油断はおそろしい。
一瞬で命が危険にさらされてしまう。
その後は普通どおりジャグジーに入り、家に帰った。
またプールに来るかと尋ねたら「うん」という返事。
変なトラウマにならなくて良かった。
