エコウィルの学習機能

家庭版コジェネシステムのエコウィル。
ガスでエンジンを回して排熱し、ついでにお湯を沸かすというものですが、我が家では冬場の温水パネルヒーターで大活躍してくれています。
1kW/hの発電量は必要十分で、冬場の電力の半分は賄ってくれる。

ところが夏になり、給湯のみの利用となるとまったくの非力です。
一応、学習機能が付いていて、その家々の生活スタイルに合わせた発電時間を設定してくれるのですが、どうも発電のために無駄にお湯を沸かしている感じもしないでもない。
調理でもしない限りは1kW/h以上の電力を使用することはありませんが、それには関係なく「発電を開始します」と涼しげな声で発電を始めてしまいます。
エコウィルは売電が出来ませんので、発電した電気は自己消費するしかなく、余った電力は沸かしたお湯を保温するために利用します。
しかし、昼間沸かしたお湯は夕方には冷めちゃって無くなってるし。

どうも常にエアコンをかけっぱなしの浪費家庭で無い限り、この学習機能による自動運転は無駄な感じがします。

そこで夏場は自分で設定できるスケジュール運転としました。
発電する時間は調理をする時間に限定し、それ以外では発電しない。
我が家で言えば、朝の5時、夕方4~6時 の計4時間の運転とします。
昼は不定なのでわざわざ発電はしません。

エコウィルの発電コストは27.45円/kWですから決して安いわけではありません。
だからお湯を沸かすついでに発電というのが正しい使い方です。
朝は食事の後の洗い物、夕方は食後のお風呂という我が家のお湯の需要に合わせると無駄になりません。

また、発電は1kW/hしかしてくれませんから、これを超えると結局は電力会社から普通どおり買電となってしまいます。
それを避けるにはのんびり順番にIHを使うことね。
最近、圧力釜でご飯を炊くことにした我が家では、圧力釜の錘が振れ始めたら火力を落とし、次の調理にかかるみたいな感じで常に1.5kW/h 程度に抑えるように調理をしています。
これだと買電は0.5kWで済みます。

何でも機械に任せっきりにしちゃうと、やっぱり無駄にエネルギーを使ってしまう。
あくまでも使う側の主体性が必要なのですね。

ところでエネファームをお使いの方はその限りではありません。
エネファームは発電能力を固定せず、その時々に必要にあわせて発電してくれるので無駄も無く、発電コストもほぼ買電と一緒くらい。
ただ、暖房に利用するにはちょっと給湯能力の方で非力なんだなぁ。
暖房を考えないのならエネファームのほうが合理的に出来ています。

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