気になる...

お隣の外装補修工事が始まってすでに2週間。
一人の職人さんがやっているのでなかなか進みません。

それでも当初の予定だった破風板の補修は完了したようだ。
で、商売柄気になってしょうがない。
新たに塗った塗料は艶有り。
それは趣味性の問題なので何でも良いのだが、下地処理が上手くない。
というのも剥げている部分をサンドペーパーで削り均しただけの処理なのだ。
これだと今までの塗料を塗った部分と剥げた部分とで塗装面が平らにならない。
自分が指示したら、全ての既存塗料を剥ぐか、剥いだ部分にパテ処理して高さを合わせたことだろう。
結果として、光沢面の反射率が違ってしまい、削り落とした部分だけが白く反射してしまっている。
せめて、艶消し塗料を勧めれば良かったろうに...

また、以前もお隣に屋根瓦の塗装を勧めた際に、うちはセラミック瓦だから大丈夫と言われ、それ以上突っ込むことはしなかったのだが、破風板塗装のために雨どいを外し、一層露わになった瓦の端面を見るに、どう考えてもセメント瓦だ。
セラミックというのは多分、セメント瓦にセラミック塗装という意味では無かったのか?

セラミックで焼付けした瓦なら耐候性も高く、表面が侵食することなど無いだろう。しかし、同じセラミックでもセラミック塗装というのはまったく違う。
単に塗料にセラミックの粉を混ぜただけで、耐候性で言えば、通常の塗料の2割程度持ちがよいくらいのものである。
ところが素人はセラミックという言葉だけで騙されちゃうんだな。
うちはセラミック塗装だから未来永劫大丈夫なんてことはありません。

ましてやどうみても焼付けした瓦では無さそう。
せっかく足場を掛けたなら、そちらの塗装もしたら良さそうなものだが...

人の商売に口を出すのも嫌だし、お隣さんにそう意見するのも気が引ける。

隣の工事の進捗具合を見るにつけ、気になってしょうがありません。
ありゃ、5年位したら、もう一度足場掛けして瓦の塗装か葺き替えですね。
因みに今回の工事も足場だけ頼んで、どうせ毎日が日曜日の年金暮らしなんだから、自分でも十分出来そうな工事ですけどね。

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