国会論戦が面白い

福田新首相のもと、ようやく再会した国会だが、さすがに年の功があってか久しぶりに大人の国会と言う感じだ。
小泉以降、どうもワイドショー的展開だった。
政治の若返りは必要だと思うが、青年会議所的国会では見ていて不安だ。
福田首相の落ち着きに対し、民主の青臭さがどうも小泉安倍を引きずっている感じでマイナスイメージである。
もともと民主党のほうがJC的色合いが強いのでそろそろ大人の展開を期待する。
せっかく参議院で大勝したのだからここでステップアップを図らないとむしろ風当たりはマイナス方向に強くなるだろう。
巻での授業を終え、新潟に夜間の建築士直前講義に向かっている最中、予算審議は国民新党の亀井久興が質問に立っていた。
民営化に反旗を翻し立党しただけあって、やはり質問は郵政民営化についてだ。
いまさら何をとも思えたが、やわらかい口調の中にしっかりとした論法で思わず話しにのめり込んだ。
国をささえる国債はその多くはゆうちょが保有し、それを支えているのは高齢者の貯蓄だ。
その貯蓄を投機に振り替え、日本を支えている個人貯蓄を海外に流出させようとしているがリスクは高い。
若い世代の個人貯蓄はゼロに等しい。この上高齢者の貯蓄が目減りしたらどうなるのか?
民営化したとはいえやはりその先どうなるのか不透明だ。
小泉劇場のつけはこれからやってくるだろう。
福田首相の落ち着いた口調は安心感があるが、これから野党に対しどう切り替えしていくかが興味深い。
とにかく日本が危機的状況にあることだけは確かだ。
大人の国会で再生を願う。
カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す