NY先物原油 1バレル$130超え

いよいよニューヨークの7月先物原油価格が130ドルを超えた。
ニューズウィーク社の予測では200ドルにも達するのではないかとのこと。
ガソリンのリッター200円越えもそう遠い話ではなさそうである。
ところで原油価格の適正なところはというと1バレル80ドルなのだそうだ。
あとの50ドルは先の見えない不安から来るリスクと投機によるらしい。
一体現実のところ石油の枯渇はあとどれくらいなのか?中国の需要はどれくらいまで上がるのか?
現在中国では消費よりも備蓄のための輸入をおこなっているという話もある。
不透明な情報のお陰で本来安定化させるための先物がむしろ高騰に繋がっている。
さすがに200ドルを超えたら脱石油は加速するだろう。
脱石油化が経済的に優位に立つと情勢は一変するだろう。
しかし予測されるのはダブついたオイルマネーの急速な減退と、それを基にした新興国のバブル崩壊だ。
そうしたバブル崩壊は対岸の火事ではなく、プライムレート問題よろしく世界に波及する。
原油価格が上がっても下がっても先行きは暗い。
新興諸国が情報開示をきちんと行い、世界でエネルギー管理を行わないと大変なことになるだろう。
 
ところで今日はガス設備展に行ってきた。
日本で唯一輸入に頼らないエネルギーが天然ガスだ。
天然ガスによる発電システムは興味深い。
まだしばらく家庭用にはならないが、家庭用燃料電池が早く一般化してほしい。
それまではエコウィルでチビチビ発電することにしよう。
天然ガスを燃料にする車も面白かった。
市販されているガソリン車に110~160万程度の改造費をかけると天然ガスとガソリンのハイブリッド車に出来るそうだ。
現在国から約半額ほど補助が出るので、実質60万程度の改造でガス車になる。
気になる燃費もガソリンの約半分。これからもっと相対的には安くなるだろう。
新潟県のように自家用車にしか移動を頼ることが出来ないところは2年から3年で元が取れるかもしれない。
うちのエディックスも燃費が良いとは言えないのでちょっと興味深かった。
問題はガスステーションが余りに少ないこと。
県内に4箇所だって。
それと航続距離が140キロ程度というのも問題だ。
まあ、ガソリンとのハイブリッドだからなんとかなりそうだけど、せめてガスステーションは市内に一箇所は欲しい。
もっと言えば電気自動車みたいに家庭用コンセントから取れるのが望ましい。
こうした技術が普及しないのは、まだ石油のほうが安いからだ。
それもまもなく逆転の日を迎えようとしている。
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