昨日、友人のケアマネージャーに誘われて、介護用パワーアシストスーツを体験してきました。
カッコいいですよね。
まるでSF映画に出てきそうな、まるでモビルスール。
その名もロボットスーツHAL。
製造しているのはつくば市に研究開発センターを置くサイバーダイン社です。
会社の名前からしてSF映画に登場しそうな感じですね。
まだ300体しか作られていないこのスーツを新潟県で唯一体験できるのが燕市のウェルアシスト内に事務局を持つ特定非営利活動法人 UD21にいがた 。
その代表理事を務める秋元さんにご説明を頂きました。
ロボットスーツHALは医療用に開発されたパワーアシストスーツです。
用途としては介護やリハビリに期待できますが、まだ実験研究段階。
展示してあるのは下肢タイプですが、夏には腰用も見られるとの事。
身体に心電図のセンサーのようなものを取り付け、脳から筋肉への伝達信号を検出して、筋肉の動きと一体的にロボットの間接が動く仕組み。
自分の筋肉の3割程度のアシストをしてくれます。
実際に足ではなく腕にセンサーをつけて試してみましたが、自分の手の動きに合わせるようにHALが動いてくれます。
パワーアシストと同時にHALに取り付けられた重力センサーがデータを取り続けますので、どこに重心が寄っているとか、どこの関節が固いのかも判断でき、医療の分野でも活躍しそう。
HALを2対並列使用すると、トレーナーの動きを患者に伝えたり、患者の状態をトレーター自身が体験できる。
全身タイプではリフト無しで、車椅子の患者をベッドへ持ち上げて移乗させることが出来るので、ヘルパーの職業病ともいえる腰痛も解消することでしょう。
今は介護用ロボットスーツの開発ですが、今後、災害対応や、プロスポーツのトレーニングへの活用と用途は無限大です。
それにしても想像以上に進化しています。
きっと数年のうちにはもっと小型化し、服の下に着こんでも判らないくらいになるのでしょう。
今はもちろん平和利用ですが、
このシステムが軍事利用されないことを祈らんばかり。
今回はとにかく視察ということでしたが、次回は身軽なかっこうして行ってスーツを実際に着込んでみたいと思います。