衣服の乾燥-サーキュレーター

今日から6月、本州もいよいよ梅雨本番を迎えました。
洗濯物が乾かなくてお悩みのお母さんも多いことでしょう。
今日の新潟はまさに梅雨空。
こんな日は窓を開けても湿気が中に入ってくるだけなので、閉めた方が無難です。

我が家の浴室ですが、日中は洗濯物の乾燥室として利用しています。
と言っても、特別に乾燥機能付き換気扇なんていうのを取り付けているわけではありません。
単純に、洗濯物を吊り下げるバーを設置しているだけ。
基本的に私は外干しは勧めません。
景観的なものもありますし、案外屋外空気は塵を含んでいますので、濡れた衣服に吸着してかえって汚れる危険性もありますから。
乾燥というのは湿気の移動です。
湿度の高い所から低い所へ流れる物理的作用。
天気の良い日は外の湿度は低くなりますから、換気を促すことで乾燥が促進されます。
しかしながら、雨が降って、温度もそれほど上がらない冬や梅雨時などは相対湿度が屋内よりも高くなってしまいます。
そんなときに窓を開けても、むしろ室内へ湿気が入ってくるのは当然。

そこで乾燥機やエアコンのドライ運転が効果的ですが、便利なものは消費電力も大きいです。
なるべく省エネでお財布にもやさしく乾燥したいですよね。

そこで今回導入となったのがサーキュレーターです。
消費電力は30W。
一般の扇風機と違うのは人に直接向けるものではなく、空間の空気を攪拌するのが目的であると言うこと。
ですから、かなり風量があります。そして音もうるさい。
とても扇風機代わりにはならないでしょう。
その代わり強力ですから、冬場、ファンヒーターやストーブで暖房されている家では温まって上昇した空気を部屋中に満遍なく行き渡らせるのに絶大な効果があります。
(空気中に塵が舞いますので、基本的にエアコンを含めたこうした暖房方式(空気暖房)を当事務所ではそもそも推奨していませんが)

最近は首振り機能が付いたものも多く出回っており、洗濯物の乾燥には、もちろん首振り機能が必須となります。
サーキュレーターの風にあたった衣服からは、濡れていれば湿度100%で室内の湿度は当然それよりも低いですから、湿気が放出されます。
私の家は24時間換気で浴室を最も大きい風量に設定しているのですが、そうじゃないご家庭でも浴室の換気扇を回わし、衣服から出た湿気を強制排出すれば梅雨時の乾燥も速いでしょう。

ところで排気をすれば同じ分だけ吸気をします。
それは湿気を含んだ外気です。
結局は室内に湿気を呼ぶことになりますが、洗濯物の持つ水の量を排出する相対論的には十分割が合うということでご理解下さい。

何日も雨が続いたら...やっぱり除湿機の出番ですかねぇ。
そうなる前に晴れた日には窓を開放して空気の入れ替えをしましょう。

追記:サーキュレーターはなかなか強力。
9時から夕方6時まで9時間回して、ほぼ洗濯物は乾いたようです。
大物が若干湿っているかな?
消費電力は0.27kW 電気料金は6円くらい?

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