火災報知機 今日から義務化

平成16年6月2日の消防法改正により住宅における火災報知機設置が義務付けになりました。
取り付け期限は新築であれば平成18年6月1日以降の家であれば必ず取り付けられております。(設置しないと確認申請がおりません)
問題は既存住宅ですが、本日が適用開始日。
ただし、罰則規定がありませんし、消防署の立ち入り検査もありませんので、やらない人はやらないのが現状でしょう。
地デジみたいに既存のTVが見れなくなるようだと対応もしてくれるのでしょうが。

火災は起こさないことが第一ですが、火災が起きた際、逃げ遅れて亡くなる方が6割となっています。
安全は自己防衛しないと手に入らない時代になってきました。
まだ設置していない人は義務とかではなく、家族を守る為に設置しましょう。

ところでホームセンターでも買える火災報知機ですが、どうせ付けるなら留意したほうが良い点があります。
取り付け位置と感知方式ですが、台所は熱感知方式、それ以外は煙感知方式を選びます。それは火を使う場所か否かという区分ですから、他の部屋で火を使うようならそちらも熱感知方式のほうが良いでしょう。
そして報知器の電源ですが、自分で簡単に取り付けられるタイプはほとんどが電池式となっています。
しかし、当然のことながら電池が切れたら作動しません。
自主的に定期点検をしないといけない。
それが面倒なら電灯接続タイプが良いと思います。
また、通報ですが、いち早く避難するために設置する報知機ですから、その場で警報が鳴っているだけでは、離れた寝室では聞こえないでは困る。
連動警報方式のタイプを選んだほうが安全率は格段に高まります。

さて、我が家の設備ですが、SECOMのホームセキュリティ
こちらは定期的に火災報知機の点検もやってくれるし、火災の確認、消防署への通報までやってくれるから安心ですね。
当事務所では新築の際、セキュリティを同時に組み込むことが多いです。
工事費に入れて機器代金を買い取りにすると月々4,500円からの安心料。
それでも年間54,000円ですから高いか安いかは個々の判断。
(年間の通信費から見たら随分安いかもしれない)
通常の防犯通報はもちろんのこと、警備料金の中には盗難や建物損害修復費用などの保険も含まれていますし、セコム損保の火災保険も割引になるのでトータルでの出費は案外許容範囲に収まるクライアントが多いようです。

何にしても安心、安全にもある程度コストがかかります。
生命保険などを見直す際は、直接的な安心・安全への対処も一回考えてみてはいかがでしょうか。

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