香港・澳門 2日目 朝食

1日目は単なる移動日で2日目の今日からようやく本来の旅が始まる。
この日は8時半にホテルまで現地の旅行代理店がピックアップに来ると言うので、その前に朝食がてらホテルの近くを散策した。
景徳空港のあった地区はかつては雑居ビルがひしめいていて九龍城砦といわれた巨大なスラム街があったが、1997年中国への返還、新空港への移転などにあわせて解体され、今は公園となっており、その面影はない。
景徳空港跡地も部屋から見えるその姿は単なる荒地であり、再開発を待つ状態となっている。
日本では九龍城砦を九龍城と呼ぶことが多いが、九龍城はこの地区一帯の名称であり、尖沙咀やビクトリア湾を挟んだ中環がいかにも国際都市としての顔を持つのとは対照的にローカルな雰囲気で日本で言えば三丁目の夕日にでも出てきそうな街並みが広がっている。
香港ではほとんどを外食で済ますのが一般的とのことで、朝も早くから食堂が開いている。
とにかく漢字だらけで、しかも漢字を読んでもさっぱりどんな事を意味するのか判らない。
メニューに精選早餐と書かれ、A.B.C.D.Eなどとあるが、きっとこれがモーニングメニューであろうとあたりをつけ注文。
何が出てくるのか判らないので適当に選ぶと下に書いてあるサイドメニューを二つ選べとのこと。
こちらも適当に頼むと飲み物は?と聞かれコーヒーをオーダー。
さて、何が出てくるやらと待ち構えたら出てきたのがこれ。
選んだメインメニューは麺類で一つはインスタントラーメン、一つはビーフン。
次に聞かれたのはソーセージかベーコンか、卵は目玉焼きかスクランブルエッグかということらしい。
飲み物はと言うとコーヒーを頼んだはずがコーク これは私の発音が悪かったのだろう。
これがどうやら香港式モーニングというものらしい。
他のテーブルを見ても飲み物はさすがに紅茶だったりしているが、食べているのは私達と変わらないようだ。
まあ、22香港ドル 日本円で300円弱だからねぇ。
日常的な朝食としたら一人300円というのも結構良い値段なのかもしれません。
完全ネイティブの世界に日本人親子が朝からいきなり異国文化を目の当りにしたのでありました。
 
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