大往生

昨日、妻の祖母が逝去いたしました。
ここ数年は施設に入所し、最近体調が悪いという話でしたので、子供を連れてお見舞いに行ったばかりでした。
先週 顔を見たときは意識もしっかりしており、妻はもちろん、夏樹のこともしっかり理解しているよう。
これなら正月を迎えられるよねと言いながら帰ってきたばかりです。
お年寄りはふっとした瞬間に逝ってしまいます。
まもなく退院できそうなので住宅改修をしようという打合せをした次の日に亡くなってしまうという体験は数多くしてきました。
そんなときは何もしてやれなかった事が悔やまれるものです。

今回も入所したのは住環境整備が整わず、共働きの義両親では面倒を見れなかったから。
知り合いのケアマネージャーと常々、なんとか整備したいねと話をしていたのですが、結局何もしてやれなかった。
整備そのものはどってことないのですが、それ以外の因子が住環境整備を阻みます。
先日も図面が出来上がり、いざ申請というところで中止になってしまった。
結局は家族の判断ですから、外部がそれに意見など出来ません。

せめて90歳で逝った義祖母の人生が楽しいものであったことを願わずにいられません。

それにしても我が息子、生まれてこの方何人の人を送ったのだろう?
私の頃は人が死ぬなんて滅多にありませんでしたが、現代の子供達は祝い事よりも弔事のほうが圧倒的に多いのじゃなかろうか?
安らかに横たわっている義祖祖母の前で手を合わせる姿は堂々としていて、とても5歳児には見えませんでした。
夏樹の作った折り紙が枕元に添えられ、周りを優しい気持ちにさせてくれました。

今日はいろいろな打合せ、明日は納棺と通夜、翌日曜日は葬儀です。
週末予定していた仕事や取材関係を全てキャンセルし、今後の調整を立てた後、私も再び妻の実家に戻りたいと思います。
生前お世話になった施設の皆様には御礼を申し上げます。

カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す