FXって何?お金の勉強をしよう

子供に大人気のでんじろう先生のポスターだ。
日経新聞5月16日に「マネーパートナーズ」の広告として掲載されたものだが、FXという聞きなれない言葉を訴求する内容となっている。
私も知らなかったが、FXというのは外国為替証拠金取引というもの金融商品だそうだ。
外貨金融商品というと外貨預金が一般的である。
ゼロ金利政策下の日本円に見切りをつけて外貨預金をしている人も多いと思う。
我が家ですらネット銀行が行っている外貨預金でもするかと茶の間の話題にあがったほどだ。
それから察するとずいぶん一般的になったのではなかろうか?
外貨金融商品のリスクは円高である。
買った外貨に対し円が強くなると満期の時に損をすることになる。
金利も国によって結構付いたりするが清算時に円高で購入時との差が大きいと元金割れだってありうる。
FXの場合はそうした長期ものではなく、いわゆるデイトレである。
日々の変動に対し24時間取引できる。
また、円高でも円安でも差益を生むことが可能だ。
いわゆる先物取引となるため小額の証拠金(いわゆる預け入れ金)から取引が可能となる反面、世界情勢によっては証拠金を大きく上回る損失を出すリスクもある。
 
世の中にお金というものが発明されてからいろいろなシステムが生まれ、便利になった一方で複雑にもなっている。いまやお金そのものが商品なのだから。
また、実際の紙幣を使わなくてもカードマネーが一般的になり、貨幣価値というものが見えにくくもなった。
ライブドアしかり、個人の経済への関わりが大きくなった割に勉強をろくにしないで大きな損失を出す人が後を立たない。
そんな中で子供に対する金銭教育というのが行われている。
小さいうちから経済システムに立脚した社会構造を学ばせようというものだ。
お金を儲けることを学ぶのではなく、お金の持つ利便性や価値観、社会、危険性などをしっかり感覚として持たせようということだ。
もしかしたら一番勉強していないのが私たちの世代やそれ以前の世代なのかもしれない。
そこで社会人向けに日銀の金融広報中央委員会が「くらしに身近な金融講座」を始めた。
今年は10月から来年1月までの4ヶ月間。
毎月テキストが送られてきて、それに対する添削課題を提出する。
内容は身近な家計から始まり、経済生活と社会保障、金融商品、資産管理と充実している。
インターネットで申し込みができ、申込者多数の場合は5000人が全国から選抜される。
受講料は無料で、受講者は添削課題の郵送料だけを負担すればよい。
7月31日まで受け付けているので興味のある方は申し込んではどうだろう?
 
お金から世の中や世界が見えてくる。
現実を直視するには一番良い勉強だと思う。
でんじろう先生がいつもの実験でわかりやすく教えてくれると助かるのだが、やってくれないかな?
 
金融広報中央委員会 http://www.shiruporuto.jp/
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