生活体験

今ほど、地鎮祭から帰ってきた。
神主も兼業のため仕事前にやると言われ6時に現地に入らねばならなかった。
実は昨日、新潟で建築設計の講義があり、設計コンテストへの学校代表を選ぶために残業した。
結局、家に着いて寝たのは2時近く。
だから、超眠い。
 
ところで、学生の図面を見ていて情けなくなった。
学生と言っても社会人で、一級ともなれば結構な歳だ。実務でも最前線にいる人たちである。
なのに仕上がってきたプランはどうしても頭を傾げてしまうものばかりだった。
設計課題の意図が全然理解されていない。
学力ではない。
たぶん、想像できないのだろう。
今回の課題は「景勝地に建つ美術館」だが、いったい彼らはそういう施設を訪れたことはあるのだろうか?
仕事に追われ、生活を楽しむ余裕などないのかもしれない。
しかし、設計はいかにクライアントのおかれた環境をシュミレーション出来るかが勝負だ。
たとえそれが公共建築であっても、せめて利用者の目線くらいは欲しい。
設計士の不正事件から過剰な法整備のおかげで覚えることが多くなったのも事実だが、もっと余裕をもって生活体験をしてほしい。
いくらなんでも見たことの無い建物を想像するのは難しいだろう。
書を捨てよ町へ出よう」とは寺島修二だが、とにかく机上で考えるだけではなく、街に出て生活体験してください。
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生活体験 への1件のフィードバック

  1. 大介 のコメント:

    了解しました^^街に出て生活体験します!!1級の受験資格が取れるまで想像力アップさせたいとおもいます

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