グローバル化はローカルで乗り切る

今日、11月8日は二十四節気の立冬。
暦の上ではいよいよ冬である。
ニュースではまたしてもNY原油価格が最高値を記録した。
灯油もいよいよちょっと前のガソリン並みの価格になりそうだ。
灯油はガソリンと違って使わないわけにはいかないから厄介だ。
今年が昨年同様暖冬であることを願わずにはいられない。
エネルギーが投資目的になってしまうのは困る。
サブプライムレート問題で投資の矛先が石油に向いてしまった。
ドルも同問題のために安くなり、国外投資家には石油が割安な投資先なのだ。
グローバル化がもたらした負である。
ローカルで完結していればNYの取引など関係は無いが、自給率の著しく低い日本では世界のどこかでくしゃみをするとすぐこちらも風邪をひいてしまう。
先日も米の自由化についてTV討論があったが、世界的な円安の中で食すら自給できない日本はいったいどうなってしまうのだろう?
先日、スクーターを組み立てながら妻の実家の義父がコシヒカリも安くなり、農家なんてやるものではないと言っていたが、いやそれは違う。
これからはローカルでいかに生活できるかが勝負になる。
農薬や機械に頼る現状ではダメかもしれないが、もう少し小規模にきちんと損益を考えたやり方をすればこれほど優れた産業は無い。
中国がいつまでも安い価格の国ではあり続けないのだ。
グローバル化がもたらす富も一時は大きいが、一巡したら結局世界均一になり、自給率の低い国が転落していく。
そのうち国産よりも輸入品の方が送料分だけ高くなる。
それが近い将来か遠いのかは判らないが、私はそんなに遠くは無いと思っている。
そうなったときに困らないように自給率の高い生活を構築する必要があるのだ。
食で言えば、冬は新鮮な野菜も良いが、秋に収穫された野菜を漬物にするとか、フリーズドライで保存し、それを上手く料理に使う。
おばあちゃんの知恵袋だ。
家の温熱環境で言えば、エネルギー消費を抑えた生活。とりあえずは石油の依存度を下げる。
家でできるパッシブソーラーの一番簡単なのはカーテンの開け閉めだ。
冬、日が射す時はカーテンを開け、太陽熱を蓄え、夕方になったらカーテンは閉める。
これだけでもかなり効果は期待できる。
(夏は逆で早朝の冷えた外気を取り込んだら日光が入らないように窓を閉め、カーテンを閉める。これでほとんどエアコンの要らない生活が出来た)
あとは着衣量を増やす。
アンダータイツ(昔風に言うとももひき)はかなり効果がありそうだ。
自給率を増やし、エネルギー消費を下げる。
グローバル社会で生き延びたければ今から消費生活を改め、ローカル生活を確立する必要があるだろう。
地産地消、パッシブ、自給率向上といったローカルな取組みがきちんと基盤にあるならば、グローバルも楽しい。
足元がしっかりしていないと、グローバルに翻弄された生活になるだけだ。
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