モラル

北京オリンピックが開催されるということで、中国では国民のモラル向上に躍起になっている。
テレビで報道されるのは、中国民衆のモラルの低さだ。
交通法規は守らない、ごみはどこでも棄てる、電車は降りる人を待たずにさっさと乗り込む。
こんなことで国際社会に仲間入りできるのだろうかと呆れるばかりである。
 
さて、昨日は建築士養成学校の新年会があり、夕方の電車で新潟に行った。
その電車は新潟経由吉田行きということで、新潟は終点ではなかった。
その為、ホームには電車を待つ人が居たのだが、彼らときたらドアが開いた瞬間、堰を切ったように車内に雪崩込んできた。
降りようとする私たちを押し返す勢いでた。
まさにテレビで見た中国民衆そのままだった。
結局のところえらそうにしても日本も大したことは無い。
特に最近の格差社会は精神的なプアーも生んでいる。
見渡せばホストのような恰好でしゃがみ込んでいる若い兄ちゃんたちと自分は頭が悪いですと自己申告しているような恰好の若い姉ちゃんだらけ。
下手したら日本のほうが低いんじゃなかろうか?
 
先日の欧州旅行でも旅先で見かけた中国人は紳士的な感じだった。
まあ、上流の人じゃないと欧州旅行も出来ないのかもしれないが。
それよりも日本人。
あまりにマナーが悪いし、恰好も悪い。
ぶかぶかでずり落ちそうなジャージにヴィトンは似合わないということを誰も教えてくれないのだろうか?
軽蔑のまなざしが浴びせられる中、出来たら同胞とは思われたくないと私はその場から逃げてしまった。
 
日本の経済は為替の世界では負け組だが、どうやらモラルだって同じようである。
カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す