自給自足の家

昨日、クライアントとこれから設計する家の共通概念を構築するためのフリートークを行った。
いきなり箱の提案ではなく、まずは同じ問題意識を持つことが重要だ。
そこで最初の1ヶ月はクライアント家族とフリートークを週一位で行うようにしている。
今回はその3回目だ。
こちらも風邪で体調を崩していたが、先方も奥さんは風邪でダウン。
旦那だけ赤ちゃんを連れてやってきた。
今回はさすがにお互い思考するにはあまり良い条件じゃなかったので、それこそ雑談で終わった。
しかし、やはり気になるのは先週マスコミを騒がせた食の安全だ。
生産現場を日本人は知らなすぎるのではないだろうか?
農作業の大変さと収穫の喜びを知らないで、安さだけを求めるという商社の体質が今回の騒動の本質のような気がする。
やはり自給自足だよねという話になった。
これからの家は屋根で野菜を育てる。
今回の計画では雨水の中水利用も考えている。
今日みたいに雨が降っていると、屋根の作物は一杯水を吸って育つのかなとか、雨水が資源として溜まっていく喜びを感じながら生活するんですかねぇ。
とクライアント。
おぉ、いい感じに生活をシュミレーションしているじゃない。
天気になれば収穫した野菜を太陽光を集めて乾燥させ、保存食品も作ることが出来るよ。
雨の日も晴れの日も家の中で家族の作業があり、生活がある。
それが自給自足の家なんです。
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