建築視察

昨日、久しぶりに炭酸泉の機械が復活した。
営業の子が連休使ってくださいと持ってきてくれたのだ。
さっそく昨晩から炭酸泉浴三昧で、今朝も朝風呂を頂いた。
これはマジにヒットです。
24時間風呂とかお風呂関連は様々なものが出ているが、初めて我が家に導入したいと思った。
炭酸泉の効能はすごく、まったく湯冷めしない。
下手な温泉に行くより良いだろう。
最近の私の設計する風呂は解放的なのが多いから、これに炭酸泉を加えたら自宅に居ながら露天風呂が楽しめる。
そんな話をしていたら、今設計中の自給自足の家にも予算があえば是非入れて欲しいという話になっている。
この家は上下逆転で1階にプライベート諸室が配置されるが、浴室も当然1階となる。
その浴室は庭に開放されており、夏は海で遊んで砂だらけのまま風呂から入るというプランだ。
ここを炭酸泉露天風呂にしてやろう。
 
さて、話は変わるが、建築士学校の教え子がやっている工務店で施主向け海外視察ツアーを企画しようと言う話になった。
施主にも建築を学ぶ機会を提供しようというものだ。
業者のレベル向上は当たり前だが、施主のレベルも高くないと良い家は生まれない。
一生の買い物ならしっかり勉強して作ったほうが良いだろう。
そこで彼の工務店では一般向け建築学校を開講する。
建築のさまざまを勉強し、家造りに役立てて欲しいという思いだ。
もちろんそのまま彼の工務店で施工させてもらえればありがたいが、特にそういう囲い込みは行わず、誰でも参加できる。
そしてそのメインイベントは海外視察ツアーである。
こちらは当然自費で参加頂くが、家を建てさせて貰えればキャッシュバックする。
自費でも20万くらいだから、住宅の値引き金額を考えたら大したことはない。
しかし、それだけ勉強し、家を造らせてくれる施主は工務店にとって大きな戦力となるだろう。
レベルの高い客はレベルの高い新たな客を紹介してくれるものだ。
値引き合戦で客を集めるのではなく、教育することでレベルの高い客を集めるという新たな営業戦略である。
自分たちの設計思想をしっかり理解してもらうことで良い建築が生まれる。
思想の無い建築業者には追随が出来ないだろう。
視察の発表会は施主と関連業者を集めて夏忘れにでも行おう。
 
こうした企画はもちろん私。
今回は南ドイツの旅である。
フランクフルトからミュンヘンまで列車を使って、さまざまな建築を見て回る。
中世の木組みの建物からバウハウスの近代建築、現代のエコロジー建築まで盛りだくさんの内容だ。
詳しい内容が決まったら、改めてご案内しようと思うが、参加費は20万を切る激安の予定。
これでコーディネーター付なんて視察旅行は他には無いだろう。
ミュンヘンで美味しいビールを飲みたい人は一声かけてください。
出発は5月の連休明けの8日間です。
 
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