療養型病床

昨日、父が退院した。
退院したといっても、自宅に戻れるわけではない。
TVや新聞に目をやるわけでもなく、一日どこを眺めているのだか判らない様子で1日植物人間のように過ごす父だが、バイタルは安定し、急性期は過ぎたということで一般病床から同じ施設内にある療養型病床に移ったわけだ。
もう反抗する気力も無く、ただ移動していった。
療養型病床では母が泊り込んでの介護も出来ない。
これからは週数回、半日程度顔をだすそうだ。
母親のストレスは格段に減ることになるが、やることも無くなる。
これからの生活パターンがどうなるか、今のところ見えてこないが、施設入所がスムーズに行われて良かった。
胃瘻の患者の受け入れ先は少ないらしいが、とりあえず、行きなれた近所の病院に収まったわけだ。
最期は自宅で看取りたいが、自宅での介護は難しく、またすぐ肺炎で病院に逆戻りだろう。
父には申し訳ないなと思いながら、母の負担が減ったのが良かったと感じる。
自分のときは無理に生かされないであっさり逝きたいと切に思う。
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