どうなる?今年の灯油

NY発 世界同時株安のお陰で先物価格も下落しているようだ。
原油先物も1バレル70ドル割れとなったが、それでも昨年初旬、2シーズン前に戻っただけだ。
これが我が家を建てた時分、10年前まで戻るとは考えにくい。
OPEC(石油輸出国機構)では日量100万─150万バレルの大幅な減産を11月1日から始めるらしいし、そうなればまた値上がりは必須だろう。
一時遠のいた投機マネーも戻ってくる可能性大だ。
実は石油価格が下がってくれるのは手放しで喜べない。
オイルマネーによって成立しているドバイなどのバブルがいよいよはじける気配が大きいのだ。
新興国のバブルは日本のバブルとは桁違いだ。
しかもルシアンルーレットのようにはじけることは判っているくせに、誰かの頭に玉が発射されるまで辞めようとしない。
そのマネーゲームに世界中の企業が参加している。
世界同時株安による景気後退、石油価格下落となればあとはバブル崩壊で世界恐慌が現実のものとなる。
今の状況でバブル崩壊はどの国にも体力が無く、どんな公的資金を注入してもカンフル剤にはならないだろう。
だからしばらくは石油高値安定でバブルの圧を抜かなければならない。
OPECはどんな手を使ってでも高値安定を目指すだろう。
灯油が安くなればうれしいが、それ以上に不安がつのる。
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