コーラスグループ ひめまつ

昨日は母校 県立三条東高校の同窓生によるコーラスグループ ひめまつ さんの取材を行ってきました。
母校は来年百周年を迎えるので、卒業生も1世紀にまたがる厚い層をなしています。
この「ひめまつ」というグループも新制高校3年目の同窓生が結成しました。
私が31回生で48歳ですから大先輩ですね。
私の母校はもともとは女子高で、私は共学3回生となります。
それまでは可憐な女子高、彼女達は入学当時は旧制女学校ですから、まさにハイカラさんだった訳です。
当時の校舎は三条でも有数の桜の名所で、春、水を張った田んぼに移る桜の姿はとても美しかったそうです。
入学は戦前、学内で終戦を向かえ、校舎は進駐軍の宿舎として提供したため、机を旧第二中学まで泣きながら運んだそうです。
やがて進駐軍も撤退し、校舎に戻ってまた唖然。
土足で上がられた校舎は汚れ、体育館の天皇を祭っていたところにはバスケットボールのあたった跡が。
またしても泣きながら放課後、校舎の清掃に明け暮れたといいます。
まさに激動の時代を生き抜いた女学生だった訳です。
そんな想いの深く、結束力のあった同窓生がやがて今度は歌の世界で結束しました。
音符も読めないところから始めて、まさに映画「フラガール」みたい。
1時間ほどの取材でしたが、母校百年の歴史を感じましたね。
 
さて、今回の取材は同窓会誌の百周年記念号のためのものでした。
「ひめまつ」は祝賀会において、校歌を歌ってくださるそうです。
彼女達の背景を思いながら聞けばまた感動ひとしおでしょう。
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