搾取の法則

世の中はつくづく搾取する側とされる側なのだなぁと思います。
立ち位置がまるで違うから、恐らく今後もこの構図は変わることは無いのでしょう。

今回の福島第一原子力発電所の事故で政府は東京電力へすでに3兆5千億円の公的資金を投入していますが、恐らく今後も追加資金が必要になるでしょう。
国費は即ち税金ですから、我々の懐から出ているということになる。

公的資金を一私企業に投入するわけですから、当然この先回収するのが一般論でしょうが、これが搾取の法則 なのです。
一般市民はこれに何の不自然さも感じないでしょう。
でも良く考えてみると私企業がこの膨大な融資に対して返済をするとなるとそれなりの利益が無ければ実行不可能です。
今回の電気料金の値上げがそれという訳ですね。

今回の値上げで我々は1か月分も余計に電気料金を払わされる羽目になりました。

冷静に考えると税金で援助したお金の支払いを電気料金の負担で払うことになる。
これって2重支払いじゃないでしょうかね?
おまけに電気料金には消費税まで乗っかってきます。

搾取する側というのはいわゆる国(霞ヶ関と言った方が良いかもしれない)ですが、官僚というのは本当に悪知恵の塊。国民から税金を取り、その税金を貸し付けて、支払いは国民に遣らせれば良いと知恵をつける。ついでに消費税まで稼ごうというのだから完璧です。

本来ならばJALのように倒産するべきでした。
そこが国土交通省と通産省の違いなのかなぁ。
議員の子息を就職させて囲い込み、自分たちの天下り先をしっかり確保したという訳ですね。

倒産させて国有化すれば少なくとも2重搾取は無かったでしょうに。

搾取される側としては税金はあきらめても電気料金は払いたくない心境です。



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