数をこなすより、確実な成功体験が必要です-建築士フォーラム

早いもので今年も一級建築士設計製図試験まで100日を切っています。
来週末には学科試験も行われます。

当事務所が主宰している私塾「建築士フォーラム」の長期対策講座はすでに学科試験に合格している人を対象にしていますが、経年受験者にありがちなのがとにかく多くの問題を解きたがること。

もちろんいろいろな問題に接することは重要です。
そこは否定しないのですが、私が教えている課題文の読解法をきちんと習得しないうちにいろいろな問題に手を出しても力はつきません。

まずは解法をしっかりと自分のものにすることが大切です。

その上でAランク図面を描けるようになる。

この一連の流れが 成功体験となり、以降は他の課題を解いても同じように解けるようになります。

現在受講している生徒さんは、同じ問題をもう2週も続けてやってもらっていますが、さすがに飽きた様子。
でもまだAランク図面に届いていませんから、今日もまっさらな状態でエスキスからやり直すように指導しました。
同じ問題ばかりで大丈夫かという焦りと戦っていると思いますが、とにかく今が踏ん張り時。
足元を確実にしておかないで次のステップに進んでも、どこで足を踏み外すか判りませんからね。

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