館林美術館 高橋洸一

群馬県館林市に2001年に建設された県立美術館です。
 
 
車載の外部温度計は40度近くまで上がり、外に出たくないなぁと思いながら駐車場に車を停め、美術館に歩き出しました。
美術館自体は当日は次回の企画展示準備の為閉館していましたので、外観と敷地内の散策をしてきました。
広大な敷地に低くどっしりと設えた美術館は大きく弧を描いたランドスケープと一体化しています。
 
 
この建物も薄さを追求していますね。回廊の柱も極限まで細くしています。
 
 
敷地内には彫刻家フランソワ・ポンポンのアトリエを模した建物があります。
 
 
そこへ至るポーチのデザインは私が先日「自給自足の家」で作ったアプローチに良く似ていました。
 
 
外構との一体感が安定した空間を作っています。 敷地内の池のオーバーフローした水がここで沼に流れ出ます。
自然と人間がテーマというこの施設、内部の展示も自然と人間の関わりを表現したものが多いとか。
なるほど、このデザイン、自然と共生というよりも対峙しているのかもしれません。
 
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