三条市、最大100万ベクレルの絆

三条市の国定市長が放射能瓦礫の受け入れを正式に表明しました。
放射性セシウムが100ベクレル/kg を超えない瓦礫を10t受け入れだそうです。
単純計算で100万ベクレルの放射性セシウムを市内に受け入れるということです。
測定するのは放射性セシウムだけですが、他の放射能については測定しません。
測定をしないというだけで、当然一緒にやってきます。

放射性物質は残念ながら出来たばかりの焼却施設でもフィルターでは捕らえられないほど小さく、空気中に拡散。
また、高濃度に濃縮された焼却灰は月岡の最終処分場に運ばれるのだとか。
どれくらい厳密に放射能の灰を封じ込めるのかは判りませんが、去年の水害でも道路が流れ落ちるような場所に埋める灰が未来永劫、葬り去られるとは到底思えません。

放射能に関しては、その影響が完全になくなるには10万年を超える時間が必要。取りたててセシウムの半減期が20年とさも影響が限定的であるかのように誇張するのはナンセンスです。
つまり、どんな形に姿を変えても三条市に、しかも我が家の近所に最大で100万ベクレルの放射能をほぼ永久に存在させるという判断をたかだか任期の限られた(しかも三条市に骨を埋めるのかどうかも判らない)一市長が下し、それに反論することも出来ない議会の無能振りには愛想が尽きました。

小中一貫問題では、自らの判断で越境通学を選択しましたが、環境問題となると「いやなら引っ越せ」というほど簡単ではありません。

「絆」という耳障りの良い言葉ですべてをオブラートに包み込むのはもう止めて欲しいと切に思います。
被災地支援というのは日本国中あまねく被曝することで被災地の苦しみを分かち合おうということなのでしょうか?
また日本国中すべてが汚染されれば、産地の風評被害もなくなるとでも考えているのでしょうか?
地方の首長は自分のテリトリーの安全を最優先にするのが務めです。
その前提でしか、被災地への支援などあり得まないと思うのですが、いかがお考えなのでしょうか?

http://www.dailymotion.com/video/xpisys

動画はドイツZDF が作製したドキュメンタリー「フクシマの嘘」
なぜこの国ではこういう報道がきちんとされないのかが良く判ります。

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