香港・澳門 2日目 九龍

香港島と九龍半島を結ぶスターフェリーは市民の足だ。
運賃僅か2.2香港ドル(30円弱)というのはすこぶるリーズナブルだが、香港の風景を眺めるには最高である。
10分ほどで九龍 尖沙咀に到着。
ひときわ高いビルがセントラルプラザ(78階)である。
夜遅くまで運行していると言うことだから、夜景を眺めるのに乗ったらすばらしいことだろう。
尖沙咀からはメインストリート彌敦道(ネイザンロード)を2階建てバスで移動。
2階の最前列に座ると、道路いっぱいに張り出したネオンサインが迫力満点。
ジャッキーチェンの映画そのものの風景が続く。
これで香港における地上の主要な乗り物はほとんど体験できたであろうか?
時刻は1時を回り、さすがにお腹が減ってきたところでようやくレストランに連れて行ってもらう。
お昼は飲茶とラーメン。
麺は3種類選べたが、我が家は3人なので全てを試すことが出来た。
ラーメンと入っても日本のそれとは随分違う。
これだけいろんな乗り物や観光をして、昼食まで頂いて無料と言うのはなかなかお徳。
乗り物と食事を合わせても一人1,000円が良いところだろうが、こんなに効率よくは廻れないし、我が家は安くてもX3ですから、3,000円としたらやっぱりお得。
お腹もいっぱいになったところで、これからがメイン?のお店巡りである。
連れて行かれたのは宝石工場直売場、シルク問屋、漢方薬のお店の3種類。
どれも全然買う気がないが、日本語が堪能な店員の猛攻撃を受ける。
夏樹がお腹いっぱいで眠くなってきたことを良いことにうちは上手くかわすことが出来たことは幸いであった。
 
私達が開放されたのは5時ちょっと前。
3時間くらいはお店に付き合ったことになるかな?
尖沙咀のDFCで現地解散。
さて、もう一回 彌敦道を散策しよう。
まだ乗っていないのが地下鉄MTR。
尖沙咀駅に入り、さっそく地下鉄に挑戦。
尖沙咀から旺角(モンコック)へ
大人5香港ドル(65円)子供3香港ドル(39円)と安い。
買い方は自動販売機で左の路線図から行き先の駅を押すと右側の画面に大人か子供(老人)の選択画面が出てくるので選択。
表示された金額を入れるだけでとても簡単。
日本のSuicaのようなオクトパスというのがあり、こちらを利用すると1割引になり、簡単なのだが、僅か今日明日なので今回は買わなかった。
公共交通機関を乗りこなすのは旅の基本である。
旺角駅で外に出ると 辺りは暗くなってきていて、ネオンが燈りだす。
いよいよ香港らしい景色になってきた。
近代的なビルに漢字のネオンサイン。
なんとも国籍不明な風景である。
彌敦道も尖沙咀は高級ブランド店が並ぶ銀座のような雰囲気だが、旺角まで来るとどちらかというと上野や秋葉原といった雰囲気になってくる。
メインストリート彌敦道から一本入ると女人街、男人街といったマーケットに入る。
ほとんどが無許可営業で年々店の数も減っていると言うが、ものすごい活気だ。
衣料品や小物のほかにコピー商品なんかも売っていて、この前封切られたばっかりの映画なんかもDVDになっている。
喉が渇いたので露店でジュースを買う。
妻はマンゴージュース、夏樹はココナッツミルク、私は写真に写っているサトウキビを搾ったジュースを飲む。
どれも美味しい。どれも一杯10香港ドル(130円)位かな?
再び彌敦道に出て、尖沙咀まで歩く。
旺角からは2駅だが、下りになっているので歩くのは楽。
尖沙咀で新世界中心(ニューワールドセンター)を突っ切るとビクトリア湾を臨むウォーターフロント「スタープロムナード」に出ることが出来る。
香港の夜といえばやっぱりこれでしょう。
対岸の香港島に聳え立つビル郡はクリスマスのイルミネーションをしている、
妻の後ろのビルが香港で一番高いビル 国際金融センター2(88階)。
左の幾何学的照明が印象的なのが中国銀行ビル(70階)である。
これらのタワーは全てオフィスビルなので中に入ることは出来ない。
ふと見ると夏樹はアラブ系の女の子と何やら遊んでいた。
自由だなぁ。
やれやれこれで一通り香港を見て廻ったかな?
1日でこれだけ廻れば上出来でしょう。
お腹も減って、かなり疲れたのでひとまずタクシーをひろってホテルに帰る事にしよう。
ホテルへのアクセスだが、地下鉄が近くになく使えない。
唯一の公共交通がバスだが、さすがに路線が複雑すぎてハードルが高かった。
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