網戸

昨日我が家の網戸を付けた。
羽虫の出始める今頃の行事だ。
昨年晩秋の晴れた日に全部はずして水洗いし、それを屋根裏部屋に片付けておいたのだ。
冬期間に汚れた窓ガラスを磨き上げ、網戸を付けるといよいよ初夏という気分になってくる。
ところで網戸を付けたりはずしたりという行為はあまり一般的ではないらしい。
どこの家も年中網戸を付けっぱなしだ。
しかもうす汚れてきたない。
破れていようものならそれだけでその家がみすぼらしく見えてしまう。
人はどうして網戸に無頓着なのだろう。
 
築100年くらいの古民家には夏用の襖がある。
冬は板戸で風を通さないが、夏用はすだれ状にになっていて見るからに涼しそうである。
家の衣替えだ。
そんなタイミングに大掃除をすると家のメンテナンスにはちょうど良い。
我が家はそんなしゃれたのは無いがその代わりに網戸を取ったりはずしたりだ。
 
1年中網戸をつけっぱなしで、しかも大して掃除もしない家を見ていると、なんだか朝から晩までパジャマで過ごす人を見るようでだらしなく思えてしまう。
 
あと、日本の網戸はなんで白とかグレーなんだろう?
最近ようやくホームセンターで黒のネットを売るようになった。
網戸のネットは絶対黒がお勧めである。
外の風景を眺めた時に違和感が無い。
汚れた網戸の家はこの機会にネットを張り替えよう。
業者に頼まなくても障子を張り替えるくらいの手間で簡単に出来る。
きっと見違えるように変わるだろう。
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