茶の道

昨日はいつもプールでご一緒するお茶の先生からお誘いを受けてご自宅に遊びに行ってきた。
先日延焼の被害にあった今井邸での茶会は、ろくすっぽ下調べもしないで参加したものだからずいぶん無作法だった。
靴下すらはかないような人間が正客の席に座るのだから前代未聞である。
今回はそんな失礼の無いようにしっかり黒の靴下を履いていった。
 
先生は物腰がやわらかく、ひとつひとつの作法には意味があると教えてくれた。
ただ格好だけを真似するのではなく、その意味をしっかり理解しなければならない。
またそれはすべては客人をもてなすためのものであるとおっしゃった。
 
客人はといえば、そうした接待をありがたく想い、点てていただいたお茶をしっかり味わって飲むことが礼儀である。
ただ格好だけを気にするのは作法ではなく世間体だ。
茶の道とは主人と客人の精神の語らいなのだ。
 
うーん、ほとんどお茶なんてたしなんだことは無いが、お茶に限らずずいぶん世間体を気にすることを作法と勘違いしていたようだ。
 
小林さんも一緒にやりませんかとお誘いいただいたので、45の手習いと致します。
夏樹にもしっかりこういう精神を伝えてやりたいしね。
愛国心を教育の前面に押し出すのではなく、こういった日本の文化に触れ、世界に誇れる日本の文化をもって日本を愛するようになって欲しいから。
 
というわけでプールが休みの月曜日はお茶で精神鍛錬したいと思います。
帰りに先生から靴下は白ねと軽く注意を受けた。
やっぱり修行が足りません。
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