訃報

昨日は午後から取材があった。
今年発刊される『新潟の建築家』という書籍の取材だ。
新潟日報事業社から出る。
同社は「ハウジング新潟」や「リフォーム大百科」などでお世話になっている。
これらはどちらかというと工務店や住宅メーカーの宣伝で、その巻頭特集に取り上げられたのだが、今回は建築事務所として初めて名前が掲載される事になる。
どちらの雑誌も私の作品が掲載されるのは変わりが無いが、その写真を撮り続けてくれた高橋さんというカメラマンが居た。
昨日取材に来てくれた若本さんというライターとコンビで私も20年近い知り合いだ。
その高橋さんが昨年亡くなったと聞いた。
高橋さんはいつみても健康そうで病気とかは結びつきがたいのだが、事故ではなく病に倒れた。
前回の「リフォーム大百科」で撮ってくれた私の作品が遺作になってしまったそうだ。
今回の書籍でも高橋さんの撮りためてくれた写真を使わせてもらうが、これからは撮ってもらえないかと思うと残念である。
今年に入って自分の作品を少しはマシに撮ろうと思って一眼レフタイプのデジカメを購入したが、それは高橋さんがこれからは自分で撮れと天国から言っていたのだろうか?
 
取材が終わり、事務所でメールを確認したら知り合いの社長の訃報が飛び込んできた。
大口さんといって何回か海外視察にご一緒させていただいた事がある。
温和な方だが、とてもバイタリティのある仕事をされていた。
栃木の会社なのでちょっと葬儀には行けそうにないが、残念だ。
 
訃報をたて続けに聞いてそんな年になったかと思った。
人は必ず1度は死ぬが、そんな便りが多くなった。
どちらも生前は人一倍働いていた。
やり残した事もあり無念だろうが、人生には後悔は無かったと信じる。
ご冥福をお祈り申し上げます。
 
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