にわかファーマー

今年もたんぼの季節がやってきた。
私の実家は街の人間なので大人になるまで農作業などやったことはなかったが、妻は下田の出身なので実家は農家だ。
嫁の実家で婿の仕事といえば農作業の手伝い。
いくら普段は建築家とか言ってえらそうに講演していても、妻の実家の父親には人足にしか見えない。
まあ、私も天気の良いときは田んぼ仕事もそれなりに重労働ではあるが気持ち良い。
昨日からの晴天で、春の日差しの中、苗床つくりを手伝ってきた。
育苗箱(へぎという)は田植え機にセットできるように上手くできている。
その中に土を入れ、すじまきと呼ばれるもみまきを行う。
最近では農協から苗を買ってきてたんぼに植えるだけの兼業農家が多いらしいが、妻の実家では最初から最後までやる。
米のもみも事前に水に浸し、発芽させたものだ。
それを前の晩にすじまきする。
昨日はすじまきの終わったへぎを田んぼに並べ、ビニールシートでハウスをつくるという作業だ。
水を含んだへぎは結構重く、それを運ぶのは重労働だ。
私はやらないが、田んぼにそのへぎを並べるのも中腰できつそうである。
まあ、こうして1日かけて作業を終え、近所の温泉「いい湯らてぃ」で汗を流した。
育苗箱で苗が育ってくれるGW時期には田植えの儀式が待っている。
農業は(気象条件でいろいろあるけど)1年で着実に結果が出るのが面白い。
カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す