刑罰

山口県光市の母子殺害事件をめぐる差し戻し控訴審が行われている。
被告人には16人もの大弁護団がついている。
連日報道されている被告の答弁には耳を疑うものばかりだ。
明らかに弁護団の作り上げたシナリオという感じである。
感情論的にこの裁判を見るのはいけないと思うが、明らかに原告を逆なでするような戦い方は見ていても気分の良いものではない。
どんな被告にも弁護士がつくのは権利としてわかるが、今回のは弁護人が自分の信条を主張するためだけにこの裁判を利用している感がするのは私だけではないだろう。
死刑の論議は必要かもしれないが、それをここで論じるのは筋違いだ。
日本の判例主義的裁判の中で今回の審議がもし被告側有利になったら、日本は殺人天国だ。
人を殺した後で押入れに投げ込めばドラえもんが助けてくれると思っただけで罪が軽くなる。
女性を殺した後で強姦すればそれは蘇生行為だといえば情状酌量の余地がある。
原告側の心中を想うといたたまれない。
わが身に降りかかったら、たぶん私は被告を殺すかもしれない。
私の代わりに裁いてくれるのが裁判であってほしい。
法廷の場で公正な裁きを問う真摯な原告の姿のほうがあの弁護団より数段上だ。
 
アメリカの一部の州や台湾では刑期累積制度が行われている。
懲役100年とかいうやつだ。
日本の無期刑みたいなあやふやなものではなく、しっかりとその刑の重さが理解できる。
日本もこういうのを導入してみたらどうなのだろう?
あの被告が何年か後に出所して私の近くに来たら嫌だ。
しっかりと人生を全てかけて償ってほしい。
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