先週の夜間講義は体調不良で1時間早く早退してしまった。
今日は本講義第2回目。
体調を万全にして臨まないといけない。
前回はほとんど実習みたいなものだからなんにも解説をしてこなかった。
今日はいっぱい喋るよ。
エスキスの基本的な考え方をみっちり教えてあげましょう。
やはり何事も健康が第一である。
健康といえば、病院の父は未だに肺に影が見られるものの、ずいぶん安定してきた。
もちろん酸素マスクをつけて、モニターにつながれての安定だから、とても健康とは呼べないが。
食事をするリハビリを始めたが、どうしても誤嚥してしまい、また肺炎を起こしかねない。
しかし点滴だけではなかなか体力が回復しないということで、月曜日に胃瘻の手術を行った。
胃に直接管を挿し、そこに栄養剤を入れるということだ。
点滴を高カロリーにすると動脈硬化の恐れがあるが、胃に入れるなら普段の食事の吸収と同じというわけだ。
手術跡を見てきたが、食事の為のソケットが腹についていて、ますます人造人間ぽくなった。
もう食事の喜びも無く、ただ栄養剤で命をつなぐ。
父に何か目標でも出来たら、それでも天寿を全うするまで胃瘻も良い手段かもしれないが、毎日薬でうつらうつらとした状況のまま胃瘻によりまた延命した。
息子として父にはもちろん長生きして欲しいが、自分がその立場だったらどうだろう？
家族のエゴで父に苦痛を与えるのだけは嫌だ。
だからといって何をしたらよいのか、さっぱり判らないし、最近はその辺に頭を使うのも敬遠しているのが現実である。
とにかく健康が一番。自分にとっても家族にとってもだ。
