偽善エコロジー

今朝も我が家の家庭菜園は豊作で、大量の収穫を得ることが出来ました。
今日からさやえんどうの収穫も始めたので早速、朝のお汁にしてもらいましょう。
そのほかにはピーマン、大根、レタス、ラデュッシュなどなど。
特に大根に至っては、深底プランターでスーパーに並んでいるのと遜色ない大きさに育ってくれました。
週末には屋根にデッキを張る工事が始まるということで、作業性も格段に増し、もっとプランターを増やしていきたいと思います。
 
さて、以前もこのコラムでご紹介した「リサイクルをしてはいけない」の著者 武田 邦彦先生の新書「偽善エコロジー」が出版されました。
武田先生に関してはエコロジーを一生懸命推奨している人たちからいろいろ批判を受けていますが、私は実際にお会いしてお話を聞いた体験から、非常に共鳴する部分を持っています。
先生が危惧するのは「エコ」という商法の蔓延化により一層環境が破壊されるということです。
大体、今盛んにレジ袋を止めてエコバックにしようという運動がなされていますが、あれは一体なんなのかという疑問です。
私もコラムに書きましたが、レジ袋そのものが石油廃材の再利用であり、焼却場においては燃料の役割もしてくれています。
それを廃止するということは石油廃材を捨て、焼却場で生ごみを燃やすときには新たに重油を使うことになりますからそれだけで無駄です。
また、おしゃれなエコバックを作るという新しい需要のために石油が使われますし、レジ袋が少なくなることでスーパーは経費が下がり、エコバックという新しい商品が生まれてよいこと尽くしです。
レジ袋をうんぬん言う前に本来であれば発泡トレーを止めようという運動があってしかるべきですが、それはスーパーの管理上面倒なので声を出しませんし、エコ団体も何も言いません。
「エコ」という大義名分のために新たな消費が拡大するのはどう考えてもおかしい。
本来のエコはまず消費を縮小することが大前提なんじゃないのか?
そういう当たり前の警鐘は商売にならないからメーカーや販売店から毛嫌いされてしまうし、自分たちの矛盾が露呈するので似非エコ団体からも批判されてしまう。
なにかおかしいぞと気づかせてくれるこの本は一読する価値があるでしょう。
まあ先生に悪いけど、買わないで図書館で購入してもらい、それを借りて読むのが正しいエコですがね。
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