この差をどう読むか-県内学生課題設計コンクール

3月3日はひな祭り
我が家は来年からということで、当日はJIA(日本建築家協会)新潟地域会主催の学生課題設計コンクールを新潟大学五十嵐キャンパスで行ってきました。

卒業設計コンクールと並んで、若い感性を楽しませてくれるコンクールです。

昨年からは県内の建築系高校からもエントリーを受付け、建築家の登竜門として期待されています。

最近は妙にテクニカルな部分が先行し、学生らしい自由な発想が無くなってきている様に感じますが、それでも毎年何点かは実務に明け暮れる大人たちを驚かせ、楽しませてくれる作品が出てきます。

大体、大人(JIA会員+先生)の票と学生たちの票には若干ギャップがあるのですが、今年は見事に反比例していたのが特徴的でした。

つまり最も大人たちの票を集めた作品が学生たちの低い評価で、その逆に学生たちから圧倒的な評価を得た作品に大人たちの票がまったく入らないという状況。

ここまで見事に逆転を起こしたのは今回が初めてでは無いでしょうかね。

投票に関しては大人が少ないので3倍し、学生たちはそのまま。
ですから、結果的には大人票を集めた作品から金賞が決まりました。

ただ、この結果を生活体験の少ない学生という括りで評価したくはありません。
もしかしたら私たち大人のアンテナがこれから起こる社会状況をキャッチできていないのかもしれない。
前回の結果を改めて提出された作品の写真を見ながら個人的に考えてみたいと思います。

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