餅つき

夕方、義父母がのし餅を届けてくれました。
妻の実家では年末になると2回餅をつきます。
1回目はいつも米を買ってくれるお客様への贈答用で先週末に行いました。
そして今日は家族、親戚向けの餅つき。
例年ですとお手伝いに行くところですが、今年は妻が勤務日の為お手伝い出来ず、義父母と妹たちが朝からつき、夕方届けてくれた次第です。

さて、妻の実家の餅つきですが、そんなわけで量が半端じゃありません。

前日から水に浸しておいたもち米。
一つの袋で三升(30合)、のし餅が1枚作れます。

それを蒸す前にしっかり水を切ります。

これが蒸し器。
湯気が立って蒸しあがると甘くて良い匂いがしてきます。

さて、餅をつくとは言いますが、妻の実家では面白い機械を使っています。

これ何だと思います?
上に蒸したもち米を入れると、下からニョロニョロと餅が出てくる。
その出てきた餅をまた上に入れて、それを何回か繰り返すと...

美味しそうな餅が出来上がり。
実はこの機械、味噌を作る機械なのだそうです。
味噌を作る際、蒸した大豆をミンチ状にしますが、それです。
蒸したもち米をミンチ状にして、それを何回か繰り返すというのが妻の実家の餅つきというわけ。

もちろん、昔はちゃんと臼と杵で餅をついていました。

臼は今でも廊下の片隅に置いてあります。

でもさすがに労働力不足。

特に妻の実家は娘4人で男手がありません。

そこで編み出した餅の作り方ってわけですね。

つきたての柔らかい餅を餡やきな粉で頂くと最高に美味しいです。

機械にへばりついた餅を子どもたちは取り合いです。

この出来上がった餅をそのままビニールの袋に入れます。
それをビニールの上から伸していくとのし餅の出来上がり。
粉をふらずともくっつかず、衛生的の伸ばせます。
なかなか合理的ですよね。
これを寒い廊下で冷やかして、適当な硬さになったところで切り餅にします。

我が家には袋に入って伸されたままの餅が届きましたので、硬さの加減を見て先ほど切り終えたところです。
これが結構な重労働ですが、昔はみんなどの家庭でもやってましたよね。
今では袋にパックになった市販の切り餅が全盛。
世の子供たちはこれが当たり前と思っているのでしょうが、我が家は違う。
何といっても春、籾から育苗、田植えと続き、秋の稲刈り、乾燥、年末の餅つきとダッシュ村ばりの体験をしているのですから。

いよいよ新しい年を迎える準備が整ってきました。

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