アンティーク着物

気になるお茶の師匠の容態だが、昨朝、奥様より電話が入り状況が見えてきた。
どうも屋根の塗装を自分でしていて落下したとのこと。
大腿骨と手首の骨折だそうだ。手首に至っては粉砕骨折という重症で、これからお茶を続けられるか不安だ。
悪いことに骨を折った際、血管も傷つけてしまい、出血も多かったそうだ。
市内では対応できず、長岡の日赤に運ばれ集中治療室に一日居たとのことだ。
もう少し落ち着いたら弟子仲間と一緒にお見舞いに行くことにしよう。
 
さて、その弟子仲間の呉服屋の若旦那が古着の扱いも始めてくれた。
着物は興味があるが浴衣を作っても結構な値段がするので敷居が高い。
お茶はやはり着物で点てたいが、東京の古着屋で物色しようかと考えていた。
新潟市にも着物のアンティークショップがあるらしいが、地元に出来たのは喜ばしい。
楽天やヤフオクでも出品されているが、インターネットは実物を身体に当てて見ることが出来ない。
やはり服は手にとって見れたほうが良い。
私が昨日手に入れたのは着物、羽織、羽織紐、角帯でなんと合わせて5,000円
ウールで秋から春までOKだ。
女性物でも2万円くらいから揃えられそうだ。
これくらいならカジュアル着として購入可能だろう。
お茶もそうだったが、新品からだとお金がかかりすぎて始め難い。
手ごろなアンティークでまずは揃えてはじめて品の良し悪しがわかってくる。
するとおのづとお気に入りの新品が欲しくなってくる。
着物離れの若者をひきつけるにはやはりカジュアルに着れるアンティークからはじめるのが正解だろう。
やがて彼らの何人かは新品を購入する層に育ってくれるだろうから。
日本人は過去の日本人の徳を一度は学ぶべきだ。その後で好きなことをしたら良い。
建築でもそうだが、過去を棄てて目先を追うのはもう止めたい。
文化は歴史と言うフィルターを通して継承するものだ。
まあ、そこまで考えなくてもたまには和装も心が凛として気持ちが良いものだ。
お近くの人は一度お店を覗いてみてはどうだろう?
 
まる善 0256-33-2142
三条市四日町商店街
 
担当しているのは若旦那だ。
 
まだ始めたばかりで店頭には出ていないので若旦那を呼び出して見せて貰わないといけないのがちょっと面倒だが、それなりに出物は期待できるだろう。
リユースは時代の要請でもある。
今後は店構えも含めた営業展開が課題だが、結構着物文化の起爆剤にはなるかもしれない。
カテゴリー: 快適!ほぼ無料生活 パーマリンク

コメントを残す