言い訳を考えるとき

人が言い訳を考えるのはどんなときだろう?
なんであれ言い訳がきちんとした理由の場合は本当に少ない。
私も先日のシンポジュームに病欠したが、あの時はインフルエンザでほかの人に迷惑がかかると悪いという配慮で代表に連絡をした。
家族で病人が出たり、忌引きなどは正当な言い訳だろう。
つまり言い訳が成立するのは不可抗力の場合だけとなる。
それに対するペナルティも当然受けなければならない。
それに対し、私たちがよく耳にする言い訳は自分の行いに対してそれを正当化しようとするものが圧倒的に多い。
言い訳は後付けの理由でしかない。
調子よく了解しておいて、よくよく考えると面倒くさくなる。
それであれこれ言い訳をしてその了解を反故にしてしまうのだ。
それも申し訳ないという言葉はなく、本当はやりたいのだが、これこれといった理由で出来ないと自己弁護に走る。
適当な話でもきちんと対応すれば、様々な人の時間を使わせることになる。
どうせやれないなら最初にそう言うべきだろう。
人を動かすということがきちんと認識できない者は安易に言い訳をする。
本来 言い訳は伝家の宝刀だ。
安易に使っては信用をなくすだけだし、約束を果たせないのだからペナルティは甘んじて受けるべきだ。
 
さて、先日来企画していた視察旅行が人数が集まらず中止になった。
6月じゃないとダメというリクエストまであり、その中でもっとも安く効率的なプランを旅行社と練り上げた自信作だった。
当初人数が集まるという話で、4月5月では忙しいということで6月にしたのだのだが、結局のところ参加希望者の言い訳は忙しいだ。
旅行に行くのに暇なときというのはまず無い。
それなら定年後を狙うしかないだろう。
行くと決めたところから計画を練るのが順当だし、そうなっていると思ったから出発月も変更したのだ。
まあ、安易に了解して、いざとなったら言い訳で逃げるというよくあるパターンである。
間に立ってとりまとめをしてくれていた子は悪がってはいたが、結局彼と彼の取り巻きとの関係が安易に了解、いざとなったら言い訳で逃げるという関係だったということだろう。
さて、5月いっぱいで取りまとめると旅行社に確約した私は言い訳をつくって逃げるわけには行かない。
月曜日には中止の話をしなければならない。
さすがにこれは不可抗力ではなく、私の危機管理能力の欠如ということだ。
まずは素直に謝ろう。
まだその旅行社との関係を崩したくない。
そして旅行はやはり自分が主体となってきちんと責任を持って行うということが重要だ。
まあ、他人の旅行は参加するという確約を貰ってからでない限り企画するものではないということが良くわかった。
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