敵をつくらない生き方

敵をつくらない生き方って難しい。
別に敵を作っているつもりはありませんが、発言量の多さに比例して、私を煙たがる人は増えますね。
最近特にその傾向が多いようなので、反省の意味も込めて「敵をつくらない」で検索をかけたら結構出てきました。
 
その方法は「良い意味で八方美人になる」とか、「正面からぶつからない」「論争しない」「逃げるが勝ち」など。
中には孫子の兵法を持ち出して、とうとうと「戦わずして勝つ」を論じている人も居ます。
でもねぇ、孫子の兵法て戦国の世においてってことですよね。
周りが戦っているときにあえて戦わない事も重要であると説いているわけで、現代のように閉塞感が蔓延している社会ではどうなんだろう?
 
そんな中で面白いなと感じたのは故田中角栄氏の言葉。
 
「やみくもに味方を作ろうとして相手の性根もつかめず、コメツキバッタの真似ごとをするな。
 味方顔した連中は、こっちの雲行きが危うくなれば、すたこら逃げ出すに決まってる。
 そんな手合いに頭を下げ、愛想をふりまくのは愚か者のすることだ」
 
敵を作らないというのは闇雲に味方を増やせということではなく、敵を減らしていく事であるということ。
 
(1) 人の好き嫌いはしない。
(2) 来る者は拒まず、去る者は追わず。
(3) 他人のために汗を流す。
(4) 手柄は人に譲る。
(5) 約束は実行する。

「これを長い間、続けていけば敵が減る。
 多少なりとも好意を寄せてくれる広大な中間地帯ができる。
 大将になるための道が開かれていく」

 
この言葉がいちばん心に響きました。
あの頃の政治家って本当に凄い。
あらためてわが郷土の偉人として尊敬いたしました。
 
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