8万円でソーラーパネル乗っけてみる?

いよいよ電力料金の値上げが迫ってきました。
対応策としては電気を電力会社から極力買わないことに尽きます。

買わないといっても今や電気がなければ何も動きません。
白熱灯をLEDに取替えて消費電力を抑えるとか、省エネ家電に買い換えるっていうのも何だかメーカーの策略にまんまと引っかかっているような気がしてならない。
ならば使わないと言うこととで我が家では早寝早起き運動を実践しているわけですが、どこまでいっても受動的な対応策です。

能動的な対応としてはやはり創電、つまり自家発電ということになるのでしょうか?

ところが国が勧める自然エネルギー推進策も結局のところは国民を向いているというよりメーカー寄りなんです。
大体普通の家庭で消費する時間当たりの電力なんて1kWもあれば良いところなのに設置助成金は2kW程度のパネルを乗っけた程度では対象にならない。
結局無駄に4kWくらいのパネルを買わされてしまいます。
キャッシュなら良いがクレジットということになると20年くらい金利を払わされるという馬鹿馬鹿しい制度です。
キャッシュで設備出来ないのなら時期早々です。

ところでDMM.comが面白いサービスを始めました。
太陽光発電DMMソーラー

実質8万円の負担で4kWくらいのパネルを乗っけてくれると言うのです。
どんなに経費がかかっても負担は8万円ということですからボーナスで行けそうです。
設置後10年間は2:8で発電量をシェアします。
42円/kWで買い取ってくれますから、土地代がタダなら十分採算が取れると言うことで田舎の自治体でもメガソーラー発電をやってますよね。
DMMの場合は個人の家の屋根を10年間無償提供してもらえるわけですから、イニシャルコストは設置費用のみ。設置費用も家主が8万円出してくれ、個人の設置と言うことで助成金も補填される。地代として発電量の2割を家主に提供するという感じでしょうかね。
なるほど、なかなか上手い所を突いていますね。

これなら設置する個人も経済的負担も小さく、発電量が多ければそれだけ電気を自給できたり売電だって出来る。金利の負担も無く10年後には自分のものになるわけですからまさにウィンウィンの関係が成立する訳です。

8万円程度の初期投資なら良いかなと思う人は多いでしょう。
私もその一人だし、クライアントにも勧めてみました。
ところが審査で落とされてしまいました。
別に屋根を遮るような高層ビルや山があるわけでもパネルを設置出来ないほどの多雪地帯でもありません。

何でかと言うとガスによるコジェネシステム、エコウィルを導入しているから。

エコウィルによる発電+太陽光発電はもっとも理想的な発電形態なのですが、こうしたダブル発電だと買い取り価格が34円/kWと値下がりしてしまうのです。
まったく変な話です。
42円が34円になるとDMMとしても採算が厳しいという判断らしい。

残念だなぁ。

エコウィル、エネファーム他の発電装置を導入していないご家庭なら夏のボーナスで一考する価値はありますよ。
災害が起きて停電した際も重要なエネルギー源になってくれますから。



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