まずは作図力

建築士試験対策で今やらねばならぬことは作図力の強化です。
比較的時間に余裕のあるときだからこそ出来ることです。
建築士設計製図試験はどこまでいっても成果物である図面で合否が決まります。
エスキスや筆記部分がありますので、作図にかけられる時間は3時間。
まずは3時間で描ききれる力が合格を勝ち取る第一歩と心得ましょう。

不合格だった人の多くは自分の作図能力を客観的に把握していません。
特に最低なのは一式図面を一気に描きあげない人。
もちろん、各自仕事を持ちながらの受験でしょうから、まとまった時間を搾り出すことは大変でしょう。
しかし、自分の能力を把握しなくては、実際の試験会場での時間配分も出来ず、変に焦りばかりで冷静にエスキスも出来ないでしょう。
自分の作図時間が客観的に把握できていれば、もし3時間で描ききれないのであれば、エスキス時間の短縮を目指すトレーニングに力を入れるという勉強方針を考えなければなりません。

建築士フォーラムではまず最初に一式図面を見せてもらいます。
大抵の人は平行定規による作図でしょうが、もし、その図面がそれ程見栄えもせず、時間もそこそこかかっているようでしたら、フリーハンドを提案します。
一部の学校や通信教育ではフリーハンドに否定的ですが、私の知りうる限りフリーハンドが故に失格になった人は居ません。
むしろ近年の高い合格率をたたき出してくれた受講者のほとんどがフリーハンドでした。

作図の時間が取れない理由の多くは製図道具でしょう。
平行定規による作図を目指している方は製図板のセッティングから始めなければなりませんから取り掛かるまでのハードルが高い。
しかし、フリーハンドを目指すなら、必要なのは紙と鉛筆のみです。
製図道具を言い訳には出来ません。
あとはやるかやらないか、その人の人間性ですし、その結果が合否なのです。

家に閉じこもる今の時期ですから、まずはフリーハンドで一式図面を描きあげてみてください。
たとえ途中、中断しても 製図板で描くよりは早く再開できます。
一式描きあげる時間ははるかに正確に把握できるでしょう。

資格学校のときに描いた枚数だけ合格は近づきますとお話しいたしました。
その描いた枚数というのは一式描いて1枚とカウントします。
途中でやめた図面はいくら描いても0枚です。
最後まで図面を描きあげないのなら受験は止めておいた方が良いでしょう。
時間とお金の無駄です。

合格を最短で勝ち取りたければ2011年度合格率実績100%の「建築士フォーラム」の門を叩いて下さい。

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