「週間こどもニュース」レベルの大人たち

NHKで放映している「週間こどもニュース」
結構面白いので機会があるごとに見ています。
今は新しいお父さんになりましたが、前のお父さん役は池上彰さん。
池上お父さんのほうがやはり馴染みがあります。
その池上彰さん、現在はテレビ朝日の「学べる!!ニュースショー!」で判りやすくニュース解説を行っています。
一昨日、この番組を見たら、ほとんどNHKのパクリでこどもの代わりに大人が聞いているというもの。
池上さんの説明は簡略でわかりやすいのですが、それはあくまでも「こどもニュース」として聞く場合です。
世の中の事象はそれほど単純ではなく、多面性を持っているものですが、わかりやすくするためにはそういった部分を端折らざるを得ないのかもしれません。
「週間こどもニュース」では対象を子供という事に限定して、それでもかなり中立的に報道していますが、「学べる!!ニュースショー!」はひどいですね。
大人を対象にニュースの一面だけを解説して、納得させてしまうというのは危険です。
テレビ朝日そのものの番組に対する監査もほとんどあるとは思えない偏った解説で、これが民報のレベルかとがっかりさせられるものでした。
 
しかし、一番問題なのはあんな番組を見て、ニュースを表面的に理解してしまう大人たちでしょうね。
私が見たときは「高速道路無料化」と「食料自給率」の解説でしたが、解説があまりに一面的だったし、聞き役の芸人のレベルも低すぎます。
大人もわかりやすくニュースを聞きたいときはNHKの「週間こどもニュース」を見ましょう。
まだこちらのほうがきちんとした説明をしてくれていると思います。
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