ふるまいのデザイン 中村拓志

9月から10月は毎年セミナーやらイベントが集中します。
先週はUIAで水曜日まで取られ、土曜日は建築セミナー、日曜日は息子の小学校の清掃ボランティアと先々週からほとんど仕事としての実働も無ければ、プライベートな時間も無い状態が続きました。

しかしながら、その分得るものも大きく、土曜日のJIA新潟クラブが主催した建築セミナーも大変すばらしいものでした。

今回の講師は情熱大陸でも紹介された新進気鋭の若手建築家 中村拓志さん。

年齢は38歳と、どんどん世代が若くなってしまい、50歳の私としては焦るというより息子がもう少し大きくなったら是非聞かせてやりたいという感情が湧くほど世代差を感じてしまう。

毎年秋の建築セミナーではJIA新人賞を受賞した建築家に講演を依頼します。

さすがにJIA審査員を納得させるだけの設計思想はすばらしい。
今回の中村さんの設計に対するアプローチは今までの多くの建築家とは明らかに違うようです。
それはまるで私小説を書くような組み立て方。
私も自称文系建築家としてかなり異質なアプローチをしているほうだと思いますが、彼の場合、それが導入部だけではなく、ハードからその運用まで一貫している所が若いのにさすがの力量を感じます。

これからまだまだ大きくなりそうな建築家ですね。

今年の秋も知識の収穫は大豊作でした。
中村さんの著作2冊をサイン本で購入しましたので、夜長をそれで楽しみたいと思います。

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