井の中の蛙、また一人大海を目指す

海外からの日本への観光客が激減しているということですが、日本を飛び出して海外を見てやろうという同胞は以前からかなり少なくなってきています。
私はライフワークとして20代の頃から建築を見てやろうと極貧旅行を繰り返し、息子の夏樹が生まれてからも2歳からパスポートを持たせて家族ともども旅しています。
円安の時はそれこそ露店のサンドウィッチで食を繋ぐ貧乏さではありますが、その旅から得るものは何事にも代えがたい。
(我が家の旅のリポートはカテゴリー「井の中の蛙、大海を目指す」でご覧ください)

ところが無念にも昨年は脱出できませんでした。
夏樹のお受験と保育園の発表会を優先したからです。
また妻の職場も変わり、長期の休みを取りにくかった。
これが私にとってもっとも不安な事です。
旅というのは行ける条件を待っていては行くことは適いません。
行くと決めたから行けるのであって、決めた後に条件のすりあわせをする。
昨年はさすがに条件が合わないとは言うものの、時期を調整するなりして出かけるべきだったのかもしれません。
今年は行けるのかというと、小学校が始まり、想像していたよりも行事が多い。
学校がある間は休めず、夏休みや冬休みということになると、今までのようにシーズンオフの安いチケットを購入してのパターンがなかなか使えないですね。
子どもも成長するに従い、しがらみが増えてきます。
そんな事を言い分けにして脱出を諦めるなんてことに成らないように気を引き締めなければなりません。

ところで夏樹が保育園時代にお世話になった先生が先日園を辞めました。
「えっ、どうしたの?」と聴くと「実は...」
当初はオフレコということでしたが、もう出発しちゃったから解禁で良いよね。
なんと、夫婦で世界を1年かけて巡ってくるのだそうです。
もちろん豪華な旅ではなく、自分の足で稼ぐ旅。
我が家のパターンに近いのですが、それの長期版です。
私もせいぜい2週間が天辺でしたから、1年というのは壮大です。
まるで猿岩石のよう(もう知らない人が多い?)。
それにしても夫婦で職を辞しての旅立ちとは思い切りが良い。
休職扱いにしてもらえば良いのにと言ったら、それでは他の人に迷惑がかかるからと潔いです。
確かに手放さなければ成らないものは多かったと思うけど、それを遥かに上回るものが多いと思いますよ。
実際に現地の生活を自分の目線で理解してくることこそグローバル。
帰ってきてから活躍するところは多いのではないかな。
うらやましいと思うと同時に負けてられないという気持ちにさせられましたね。
大体は行きたいといっては理由をつけて行かない輩が多いですから。
日々のリポートはブログでつぶやいてくれるとのこと。
毎日が楽しみだなぁ。

~僕らが世界一周に出たい理由~らいとひあらいとなう!

それにしても夏樹もいっぱい良い先生にめぐり合えて良かった。
これって人生でとても重要なことです。

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